セーラームーンの色々なんでもあれやこれ
そうだこちらの紹介を忘れてましたΣ
ご縁があり、珍しくセラムン以外の作品を作らせていただきました 墓場鬼太郎の寝子です 生地買い出しからの染色を含め、二日で完成 ご依頼者がいい感じに私と同じベクトルを向いている方でして 買い出しからサイズ合わせまで密着させていただきました 生地の時点から語り尽くせない程の解釈を叩きこんでおります ブラウスの生地は敢えて経年劣化で古びてきそうな生地をチョイス 店頭サンプルの端切れの折れ目が茶色く変色しているのを見て決めました 経年劣化を狙って生地を買うとか初めての経験だよ! これもう、ブラウスのデザインが謎過ぎて超悩まされました ポロシャツみたいなデザインのくせに素材はブラウスのような不思議さよ このデザイン伸びる素材じゃないと無理くない? 前を全部開くのはデザイン変わるから嫌だ ニット系素材も使いたくない 時代的に綿か麻あたりの布を使いたい という訳で依頼者が着られるくらいの、絶妙な部分まで前は開け、 閉じたい部分までスナップで隠れるように留めました 上がすこーし開いているように見える所までしっかり再現したんですよ 特にプリーツへの影の落ち方に超拘ったので是非設定資料探して見て欲しいです 最初に資料を見た時、私に依頼が来て然りだと納得しました だってこれ、デザインシンプルに見えてスカートのプリーツが独特なんですよ 全方向ボックスプリーツに見せかけて、多分これ真横は外側に広がってるから違うよね 正にセーラー戦士のプリーツスカートのようなフォルム!のように見えて 涼宮ハルヒの制服のような上だけ広がらないデザイン 戦闘服の応用じゃないか たまらんな痺れるなこのプリーツ ここは26年戦士服を追求してきた身として特に全力を尽くしました プリーツの上部分を閉じるのも手縫い(位置はご依頼者が座った時に違和感なく開くように調整) スカートまつり縫いも手縫い(ミシンでもいいけど手作業の方が綺麗にできる人) ベルト部分もブラウスの要所もとにかく手縫いです(毎度足りない知識は全て手作業で補っていくスタイル 以下は制作風景になります 足りない解説はこっち見てプリーズ! スカート生地も相当悩みどころでした 時代的に麻か綿あたりで作りたい、でもそれだとしわになりやすく保管がしづらい 両方をとって絶妙に、ポリが3割ほど入っている綿素材をチョイス しかし今度は色が難しい くすんだ古い朱色 これはエンジ色ではない、くすんだ赤なんだ そんな訳で検討したのが二種類の生地 白糸交じりの赤と、白糸交じりの茶色 この白い糸をそれぞれ、前者はダークレッドに、後者はレッドに染色したら どっちかはよい感じになりそうな予感がする 選べない というわけで両方購入して染めました 染める前の水に浸した時点で大分色が出るよこの生地 染色し直して色止めするのが正解すぎないか、うん分かるそれな(自分突っ込み 煮て洗って色止め これを二巡 半日で すごい浴槽が赤の世界だぜ (洗っただけだからちゃんと色は落ちたよ) そしてしあがったのがこちら 真ん中の細長い生地が元のものです 写真だとほぼ色味変わんないように見えますが 肉眼で見ると茶色生地を赤く染めた方が理想通りのカラーになりました 10割中無駄が9割の1割だけチョイスする感じがとてもクール 無駄があるところ趣味って感じするう! そんな訳で2024年ギリギリまで何かに情熱を注いでおりました 全てがどこかでセラムンへと続いている 労力全て無駄ではない 来年ヘビ年もはめふらのジオカタ的に最高の年でございます 興味あること何でもトライしていきたい えいおー! (待ってまだコミケあるから締めるの早い
もうすぐ今年も終わりです
制作物ラストはセーラー火球の紹介です キンモクセイの皇女殿 美弥さんに着ていただくために制作しました セーラーカラーが着いていればセーラー戦士と言い切る皇女様 ライツ達にも襟だけ着けて破廉恥な格好をさせている皇女様 これは誰の趣味なんだ皇女様 生地全面に金糸で蝶柄なチュールを貼り、火球の解釈を叩き込みました カップのラインが独特で調整が大変だった あとスカートのV字切り込みライン ここ大事なので 美弥さんのサイズに合わせて調整していきました タッセルも金の入った細いリボンで手作り オレンジに赤を少し配合してあります チェンジスターは我が家の造形担当のお仕事 尖った三角は石膏を削ってツルツルに これが毎度のやり方です 地味に立体にすると難しい三角形 お星さまに少し高さをつけないと立体にならないんですね ジャーン 火球皇女とセーラー火球 生地がお揃いです ワーイ! ここから少しだけ制作秘話 ブラの型紙は立体裁断 中々に細かい(この後パーツをもう一個増やした) 火球様と言えばかぼちゃぱんつ かぼちゃパンツを侮るなかれ 結構生地を使うんだなこれが 裁断の時点でこんなにどでかくてもパンツにしてしまうと―― こんなにこじんまりとしたかぼちゃパンツに 同じ布量とは思えない仕上がりである ひらひらの花びらスカートは裾が巻きロック処理です いちいち切り離すのがめんどくて繋げたまま裾処理 これだと糸も節約できるんだぜ ふわふスカート 可愛い でも変身すると折角のかぼちゃパンツが全部隠れてしまう切なさよ キンモクセイの飾りはレジンで制作 軽く20個くらい赤とオレンジでグラデーションにしました 来週は年末恒例のコミケ! いざ出陣!
先週は原稿と衣装の修羅場でしたが、何とかどちらも乗り切り
10月はめちゃくちゃ色々やり切ったなあと達成感半端ないです 今月は原稿を頑張ります(終わったんじゃないのΣ) そんな訳で三連休はコスプレ三昧だったのですが 人生二回目のラグコスに行ったり、大阪でキンモクセイ併せをしていたりなどしました ラグコスは星うさデートとエタムンを デート私服はかなり前に作っていましたが、未熟な部分が多いので 上着だけ作り直しました 181話月野うさぎ私服 ニット系の素材を使用し、質感は日常着らしさを演出しつつ ラインはぴっちり アニメ通り、着るとしわ一つない仕様です シンプルイズ丁寧に作る ウエストポーチ これに関しては長年自分の中でずっと審議が続いているのですが ペースの色が白なの薄紫ピンク?なのどっちなのということですよ 影の入り方で色がついているだけで、地は白という解釈が 周りで多かったので白で作りました(でも私自身は薄紫派) よくある錯覚させられる絵を思い出す 見ている人によって色が変わって見える、脳内補正マジックですね 布屋さんで白い生地を見る時も 蛍光灯の色味を脳が勝手に差し引いて考えてくれる 目の前に映っている色をそのまま捉えていない たった一話に登場したポーチだけで とても面白い審議がもう何十年も私の中で続いている 全てのことが研究対象で、死ぬまで分析していられますワーイ そして今回もう一か所拘った部分が イベント前々日にヒーコラいいながら作っていた時 ふと思いついて手が勝手にパールの刺繍を始めてしまいました コラー何始めたお主まだ布だぞ!?と思いつつも止められず でもこの飾りはシンプルだからこそワンポイントで目立つ 頑張れエイオー! そしてプラス1時間半でやっと縫える布に変身 これはいい 満足 デートらしい、ちょっとおしゃれな私服に仕上がりました 上着のバターン 裏表作ったのでこれの倍ですね ニットなので合わせやすくて縫い作業になれば勝利です 無事間に合いデートに行けたよ! 裕さんの星野と ウエーイ!
普段女の子服ばかり作っている当方ですが
珍しく男の子服を作ってみました プリンス・エンディミオン(原作版) 90年代アニメ版、セラクリ版、原作版 全部デザインが違うエンディミオン 特に原作版は鎧が設定資料やコミックのカットごとに全然違い 一体どれが正解なんだとセレニティのかたつむりより悩んでしまい まもちゃん有識者の方に相談したら 「正解はない」と助言をいただいたので堂々と好きに作りました ワーイ! 原作版の胸部分は硬い鎧というよりは もっと体に馴染んだ感じに見えるので布製にしました マント艶々 毎度マントには特に力を入れてます 二枚生地の合わせもピッタリです 余ってない 甲冑と剣は我が家の造形担当がめちゃくちゃ頑張ってくれました 肩部分は原作だと模様が入っているので蔦のモチーフで飾ってみました ただ置いただけだと模様だけ少し浮いてしまい違和感があるので 灰色の絵の具で色味を落ち着かせ馴染ませました (右が塗る前 左が塗った後) 造形担当氏が、剣は絶対木から削って作りたい! と数か月かけ刃を研いでくれました ……のに、わずか数時間で作った鞘の中に見事に収められてしまう結末に 毎度の一番苦労した部分を容赦なく殺す仕様です 抜いたら最後、闘うしかない宿命よ oh…… すごい頑張った… 一本の木から刃も柄も削り出したので安定感半端ない つばの部分だけスタイロフォームです 装飾には天然石を使用してあります 実はこれ…大きな間違いがありまして 仕上がった最後に鎧の腰に巻いていて気付いたのですが つばの部分、逆でした(何だとΣ 設定資料を見るとマジ逆なんだよ! ちゃんとしっかり作っておいて 合体させる時にうっかりやらかしてしまうという案件です でも正直こちらが剣として正解 違和感ゼロ 造形担当氏曰く 途中まで着ける方向を意識していた筈なのに 最後に剣としての違和感がない方で頭が勝手にやってしまった 言われるまで本人も気づかなかった とのこと うん、どう見てもこっちが正解だよねワカル セレニティと並べてご満悦 すごいなリビングにエンセレが並んでいるんだぜ! 暫く飾って楽しみましたとさ(決して片付けるのが面倒だったわけでは
ずっとセーラー戦士への変身を追求してきた当方ですが
遂にリアル変身をすることにしましたイエーイ ムーンプリズムパワーメイクアップ! セーラームーン変身リボン こちら変身中としては二作目となります 初代変身リボン こちらは約30mのリボンを肌色レオタードに直縫いして制作 分解不可能で持ち運ぶだけで形が崩れるのが課題でした 今回の変身中は18mと量は控えめですが バランスよく調整してスマートにしました スナップで全部着脱可能なので持ち運びも超楽 やったね! そして大きな違いと言えば素材 オーロラリフレクターを使い、より変身ぽく見えるようにイメージしました フラッシュ直浴びでオーロラに光る反射板 それを金縁のワイヤー入りリボンに縫い付けていきます ポイントはちゃんと両面リフレクターで縫いこむことと それでも裏面はリボンの雰囲気を残しておくようにしたことです オーロラリフレクターは光ればきれいですが肌との共存まで考えると本当に難しい素材で 湾曲した裏面まで光るかは不明だったので 光らない部分も優雅に見えるよう、肉眼の美しさまで追求しこうなりました LEDの当てる位置を調整するとスマホでもこれくらいは光る だがしかしピンポイントの位置からでないと光らないので本当に難しい子です 手袋も作りました こちらもリフレクターは仕込んでますが、キラキラのリボンを表面に出しました どんな感じに写ったかなー! その答えはまたいずれ
先週はブログ更新もままならない程の修羅場でした
そんな訳で二週間開けての更新です 本日は2月に作ったセーラーパラスの衣装のご紹介 セーラーパラス(劇場版) 襟スカート、胸リボンに腰リボン 三色全部違う絶妙な水色です 生地超悩んだよ! シンプルなデザインだと粗が目立つので、より意識して丁寧に作りました 今回今まで作ったエターナル戦士の中でも一番、肩の球体がまあるくできました 20年かけて牛歩の歩みで改良しております しっかり頑丈両肩で96枚の型紙切った! セーラーカルテットとちびムーン、サターンのブローチ&ティアラ 統一したくて我が家の造形担当が制作 絶妙な色味の調整にまあまあ時間かかったけれど パステルカラーでとても可愛くできたなあと思います ラメも入ってキラキラだよ
先週はまるっと一週間かけて小道具を作っていました
これで「小」道具と言えるのかは謎ですが 触手です 何と言うヒロピンフラグまっしぐらの現場よ 何やろうとしているかバレバレだぜウエーイ! ながーい触手にひたすら綿を詰めて詰めて針金入れてを一週間まるっと繰り返す お手手が痛くなりましたw ちなみに刺は100均で買ってきた造花の葉っぱです これを二か所穴開けて差し込むだけで全然外れない このアイデアはとても冴えてたなと自画自賛 ブロンドカラーなので白い触手と色味も溶けないのがポイントです さてこれをどうやって運ぶのかという問題ですが まあこうなりますよね(カート半分埋まった) だがしかしカート半分で済んだから思ったより小道具だった あともう一つ、これも作り直しました オーロラリフレクターの変身リボン 地味に重いし動くとめっちゃシャラシャラうるさい素材です フラッシュが当たるとこんな感じですが これだと肌が全部飛んでしまうので、人が着たらここまではできない 被写体との撮影が非常に難しい素材です カメラマンさん頼みでキリっとポーズ頑張るしかない私 キラキラー 今度白い方でも作ってみようと構想中です。
コミケお疲れ様でした
大分人が戻って来たなーという感じでとても盛況で楽しかったですコミケ 当日の風景 新刊4冊くらい出してちょっとアホかなと思いました 並べる本が20冊ほど アホかな(二回目 そんな訳で今年最後の投稿はセーラー戦士で締めます 今年作ったセーラー戦士たち スーパーセーラーちびムーン 自分では着ないので(封印した 友達に作って満足するピンク戦士 来年は早々にパラス作っちゃうよ!わーい! カリスマな二人 超美!ウラヌスとネプチューン こちら生地を揃えてペアで作らせていただきました 超楽しかった 番外編 着なくなった先代衣装で無印ラストボロボロムーンの再現 そのうちSのラストに二段チェンジするかもしれません 今年もセラ活とフラ活両方を全力でやり切った気がします 来年は赤ブーのイベントにも積極的に参加していきたい(抱負 そして正月早々映画観て撮影に行って衣装を作りながら原稿です 年中無休のフッ軽娘継続中 来年も突っ走れ 加速する情熱にーこの肌は色を変えるー(チャラララララ よいお年を!
今年一番頑張って作った衣装
それは紛れもなくこれの気がします エターナルセーラームーン 差分を並べたくて当時アニメ版と原作版を一緒に作りました (左)90年代アニメ版 (右)原作版 こうして並べると色味や細かい部分が違う 差分が面白すぎてどっちも作って補完したくなる病 エタムンは10年以上くらい前から今まで数回作ってきましたが 肩の丸みや羽部分など、まだまだ技術が未熟で 到底納得いくものができたことはありませんでした 20年以上研究を続けてきた今、しかも劇場版のある年にようやく 満を持し重い腰を上げて向き合うことができたなあとしみじみします 原作版は色が淡め 赤よりの濃いピンクが似合います あと黄色というより金色がいいかな個人的に 襟ラインもちょっぴり豪華にしたくて、ブレードを使用しています 90年代アニメ版は濃い赤が特徴 あと今回はVにしたけど チョーカーは実は真っすぐですよね当時アニメ版 胸のブローチも原作版はシンプル アニメ版のアーティクルはバンダイが関わっておもちゃになるという大人の事情があるから派手(コラ ちなみに今回のアーティクルはジュエリーケースを使用しています 間にぴったり挟めるように調整して胸部分を作りました そして一番の超難関な背中の羽 今回アニメ版は友人のために作ったので本体までの制作でしたが 原作版は自分用なので羽まで作りました アニメ版は無駄を削ったごくシンプルな羽ですが 原作版はマジな羽だったりデフォルトしてあったり、様々な形態があり 正直どれに合わせて作ろうかめちゃくちゃ悩む 造形苦手で布しか使えない身なので、今回どうやって表現しようか思案を巡らせ巡らせて ――布しか使えないなら布で作ったらいいんじゃね? という結論に至った次第 この決断が地獄の第一歩でした まずは羽の製図 一枚一枚型紙を切っていきます 羽の形が全部違うので順番つけて並べないとマジカオス状態になるヤバい 何が恐ろしいって、製作期間がこの時点でもう一週間切ってたという案件(実質5日くらい もう寝てる暇ないよ はっはー 一枚作っては縫い合わせ、調整を繰り返す 全部にキルト芯で厚みを付けて、羽らしいラインを入れて巻きロック処理をしています 巻きロックも白ではなく銀の糸を使うことで 真っ白い羽の中に一枚一枚の輪郭が浮かび上がってくるんですよ ちょっとしたことだけど、これがとても重大なポイント ある程度の枚数仕上がってくると、何だか気が狂った作業だなあと ふと我に返ってしまう こんな布団みたいな重そうな羽、果たして背負えるのだろうか(段々不安 とにかく巻きロックがフル稼働で お亡くなりになったらどうしようとハラハラしながら作りました あと地味に糸のロスが出る出る 一枚作ってまた少し糸を出して……このロスどうにかならないのかなと悩みつつ 終盤でふと、別に糸切らないで繋げたままでも縫えるじゃんと気づいてしまう そんなこんながあれやこれやあって、何とか期日内にギリギリ完成 これはやり切ったと言っていい お疲れさま! ちなみに生地はずっと大事に温めていた、超お気に入りのジャガードです 既に廃盤になっているものなのでもう二度と使えない貴重品 うちに残しておいた在庫を今回余すことなく使い切りました 大変満足 悔いはない やり切った ありがとう超高かったジャガード(メーター4000円超え×5m) ちなみに一番参考にしたのはバンプレストのプライズ グリッターグラマラスのエタムンです あの羽絶妙に立体的に再現していてマジ参考になりました ありがとう 感慨深く浸りたいところですがもう一つ 羽には試練がある 一体どうやって背負えばいいのこの座布団 器具を着けているように見せず しかも強度と安定性が大事 かなり悩ましい そんな訳で100均に行って小一時間悩みました 結論 100均にあるパーツだけで何とか背負えました 背中から生えている棒 これは園芸用の支柱だったりします これがマジ強度抜群 全然形が崩れない レオタードに穴を開け、容赦なくぶっ刺す人 内蔵パーツ これも全部100均で揃えました 100均ヤバいな… 実際背負ってみて、安定感は抜群ですごいです マジ背中から生えてる密着感と不自然のなさ ただ欠陥もありまして 一回目に背負ってみた時、実は30分で具合が悪くなって倒れてしまい 原因は脇を圧迫して血液が回らなくなったことによる貧血でした(脱いだらすぐ直った 脇はマジ締めてはいけないなあと、しっかり学んだ20年目 二回目からは脇を圧迫しないように改良して使用しています 倒れる5秒前の勇姿 ちなみに夜中2時くらい そろそろ今年も終わりということで 来年も元気に色々やっていきたいです あと一回、今年作ったセーラー戦士をレポして今年は終わりです
ブログの更新を毎週するようにしていたのですが
先週は恐ろしく忙しくて更新する暇が本当にありませんでした そんな先週のハイライト 木曜スパーク(上京)→一時帰宅そして衣装製作→日曜撮影(上京) イベントが終わっても修羅場は続くよどこまでも そんな中仕上げたのが今回の原作版ヴィーナスです 原作版ということで、光沢感と色味に着目 アニメはマットだけど原作の塗りは光沢感があるのでサテン採用 しかもカラーはかっちりした濃いめのセル画風アニメではなく 原作らしいパステルカラーに近い薄い色を探しました 黄色はレモンイエローに 特にオレンジは黄色味が強めのオレンジにするのが拘りだったので 微妙な差でまずまず悩みました もう入荷なしのサンプル展示のみのオレンジサテンが一番イメージ近かったので 少ない生地をやりくりして何とか仕上げ 原作版ということでチェーンも作りました 我が家の造形担当が レジンの半球40個作ってくれたよ!すげー! それをちまちまと張り付けていく作業も鬼のようでした(監修が鬼) チェーンの間にはさり気にスタッズが二個ずつ付いています(これがまた鬼畜作業なのである 裏面にも貼ってくれて、実は手間が二倍という 嗚呼何と恐ろしい 原作銀ムーンと並べるとまた感慨深い スカートのプリーツは原作なのでしっかりした折り目を付けずにふわふわです 襟のラインもお揃いに、優雅なシルバーのブレードで飾りました そろそろ年末も近いから、じわじわ今年作った衣装の紹介をしていきます。
今回はVちゃん衣装の紹介です
原作版です Vちゃんは原作版も当時アニメ版も(何なら実写版も)何年も前に作ったことはあるのですが 毎回着脱にとても悩まされてしまいます 前開きにしたいのにセンターが開けられないんだよ分かるかこのジレンマよ! かといって後ろにチャックも入れたくない 脇もぶかぶかにしたくない(八方ふさがり まあまあタイトなシルエットだと、どこに切れ目を入れていいか本当に難しい一着です コルセットも地味に悩んでしまう部分です 造形ぽくしたいけど、あまりがっしりとした形にはしたくない ある程度柔らかい素材にしないとしなやかさが表現できないので キラキラのレザーに膨らみを持たせて立体感を出しました リボンのラインは只野和子さんぽかったので、そちらに合わせました あと原作Vちゃんと言えば袖が着いているのも特徴ですね コルセットの脇からチラっと上着本体が見えてるのが可愛い ここ大事 小道具たち マスクとコンパクトは我が家の造形担当の仕事 ライオンボードを削って、面取って、コーティングして 黒サフベースにエアブラシ塗装 地味に工程が多い コンパクトはレジンで作りました 開く使用ではないので、次回は技を放つために開放版も作りたいです 原作版と言えばココ! 最近マイブームのペチコート ピンクのリボンを裾に組み込もうか悩みましたが 扉絵に一枚だけピンクリボンでチラ見せしているものがあったのでそれを採用しました あとはほぼ全部リボンは着いてなさそう でもたった一枚の真実があればそれでいい(ちゅうに スカートの裾にワイヤーも入れ込んであります プリーツは硬めでも全体的にはふわふわしたエアリー感が欲しい ワイヤー入れるとちょいちょい裾を直さないといけないのでその手間が地味にめんどい それでも浮かせたい! そんな志でアルミワイヤーを入れる方をチョイスしました プロトタイプムーンと並べてみる 初期タイプ同士 迫力あるー! ペチコート! かわ! 次回 コスレポ何か
週末に超大型敵キャラ集合に参加してまいりました
全員集合!超すごかった! それに合わせて私も製作面ですこしだけお手伝いさせていただきました ミメットちゃんを作ったよ!(私はミストレス9で参加しました ミメットちゃんのポイントは何てったってアイドルみたいなふわふわのスカート あとスカートのV字ライン これは絶対再現しなければいけない だがしかし意外とこれが難しい ビキニとスカートのようなデザインなので、腹部分にV字ラインを固定する場所がナイ あと絶対動いたらズレる いつなんどきどの角度から見てもラインが崩れない衣装を 日々目標にしているので、ここはしっかり構造を考えたい これはもういっそ、フィギュアスケートの衣装のようにしてしまえ と思い付き、肌色パワーネットで腹部分をコーティングしました 星型はレジンにて制作 お腹部分のパーツもパワーネットに固定しているのでズレません 一人で着替えができるようになるべくスナップで固定するのが自分流 人様の衣装なので胸のラインと腰の位置がちゃんと合うかが不安でしたが 何とかなって本当に良かった 長年作ってきた感覚が最大限に活かされた瞬間です イエーイ
今回はプロトタイプムーン衣装の紹介です
初期設定なので定まったカラーがなく おそらく一番最近に監修の通っているQ-posのプロトムーンを参考にしました 本体はミュージアムのキービジュ衣装 これに胸部分のプロテクタを着用してマントとリボン諸々を着けかえると プロトムーンにチェンジします ムーンからムーンに変身するのがポイントです 早着替えができるぜ! 後ろのリボンは白にチェンジ 形も初期のイラストは只野さんリボンに近いのでそちらで作りました 金色の袖はメッキのようなキラキラというよりは 少しアンティーク寄りのゴールドにしました オーロラのカラーが入ってるので光を当てると複雑な色が浮かんできゴージャス感が増し増しです 原作初期と言えばペチコート! 制服が変形した感じがあってすごく好き ペチコートスカート 小物色々 マスクもあるよ!
超絶忙しい日々の中、全力で一発芸を作ってしまった…
そんな一着のご紹介です このセーラームーンが月に代わっておしおきよ! 何か絶妙にチガウ!!そんなマニアなら瞬時に大笑いする セーラームーンに変装したV・ムーン(美奈子ムーン)です ネルケのネタでもありましたね(その時はちびうさがヴィーナスの代わりをしていた) こんな一発ネタなのに、やろうと思ったら必要なのが まるっと一体戦士服(後ろリボンもヴィーナスの黄色と併用できない)、ブローチ、ブーツカバー 絶妙に色味を変えているせいで何気にフルセット!全力投球の制作ですよ これにめんどくさいデザインのウィッグまで作らないとなので 中々にハードルの高い一発芸となっております しかも小道具がこれですよ 背景ののぼり 作っている最中から笑いが止まらんかったです! しかもこれも地味に手間がかかっていて 木枠の接合部分は我が家の造形担当がわざわざ組み木の仕様にして 上手に合わさるように作ってくれました 感謝! ブーツカバーも見てください 長年作り続けて地味にラインの精度を上げてきた成果を大発揮しました こんな一発芸で……次はいつ使うか分からないのに! じゃん! ムーン(本物)と並べるともう永遠に笑っていられる しかもムーンの青色の方がしっかりした色味で V・ムーンは比べると少しくすんでいるので絶妙に偽物感が出ているんですね ムーンで使用した青のカシドスがメーカー廃盤でもう使えなかっただけなのですが 今回に至ってはよい仕事をしたなあという感じです 正直ムーンの青生地はこの廃盤になったカシドスが色味も質感もダントツだったので 今後ムーンを作る時にどれを使ったらいいのかと頭を悩ませております 単体なら気付かないけど並べてわかるこの格差よ どうしたらいいんだ 二コマでコント 衣装だけでも伝わってくる両者の温度差よ 最高だな 今回の102話ですが、AKIKOさんが初期脚本をお持ちだったので 確認させていただきました(感謝) 隅沢さんの書かれた脚本ですね。佐々木憲世さんの演出が着く前でございます ここには何とヴィーナスに変装ペンを渡すシーンがあったりします 本編だとここはちょっと濁した風に変更されていますね V・ムーンの登場をよりセンセーショナルな見せ方にしたかったのだなと推測 (本編ではその後「折角ルナから変装ペンを借りたいのに~!」と補足が追加されていた) こういうちよっとしたセリフ回しの変更で場の印象が変わるから演出ってすごい そしてこれが驚愕の事実でした V・ムーンの登場シーンの説明 「それは、必要以上に宝石や鎖などに飾られたヴィーナスの変装したセーラームーンだった」 ちょっとまって情報が多すぎて困惑する!! 隅沢さんのイメージしていた変装ってどんなだったのマジか しかも『姿を見せるV・ムーン』という表記で、このキャラがV・ムーンという名前なのだと知りました これはすごい! なるほどヴィーナスのVなのかな Vちゃんも匂わせてて絶妙ですね 今までは美奈子ムーンと呼んでいたのですが 今この時点からV・ムーンに変更させていただきます 毎度初期脚本は勉強になってありがたい限り 永遠に分析していられる すげえ 毎週更新しているこのブログですが 来週はちょっとよく分からないくらいの制作修羅場なので一週間お休みします コスナビ展に向けて制作と撮影が佳境です エタムンの羽頑張って作る 映画もついに始まります 盛り上がっていくぞー!
衣装レポ
今回は原作版の十番中学女子制服です。 原作版は襟のラインが三本 リボンも濃いピンクよりの色味で合わせてます 上着丈をかなり短くし、前後4か所を絞ってスマートに見せる セーラー服はダボっと着るイメージではありますが 二次元の再現に近づけるなら少しでもスマートに見える方がイイ 正直ダボっとしていないと着れない構造なんですよセーラー服って ゆとりがあれば目立たない脇チャックで着脱できるのに 敢えて目立つ後ろチャックにしてまでもラインをシュッとさせて見せたい! 制服はシンプルだからこそ ラインを計算して丁寧に作らないとスマートに見えないよなあと個人的に思います シンプルis難しい 原作なのでペチコート!必須! スカートが自然とふんわり広がるし頑張ってスカートなびかせればチラ見える!最高! 最近ペチコートの重要性に沼ってます 当時の等身大の女の子みたいで良き哉ペチコート 変身しても履いてるのがリアルでまた良い
超久々に原作版セーラー戦士と向き合いました
原作(セーラームーンミュージアム版 キービジュアルセーラームーン 原作の戦闘服はカラー原画の塗りを見ていると艶々の光沢感があるのでサテンがイメージ しかも軽い、プリーツが柔らかくふわふわ ちなみにスカートの位置は骨盤付近 90年代アニメはマットな質感がイメージなので 重厚感のある生地でかっちりした硬いプリーツを折りたくなる スカートの位置はウエストより少し下 そんな差分を意識してます セーラー襟のラインもオサレなブレードを使用しました 原作版は優雅なアレンジがしたくなる あと原作は色味が淡いので、リボンもピンクよりの赤なんですよね 濃いピンクの生地を買ってきたのですがしっくりこなくて… 締切数日前から煮染めを始めてしまいました ザ・みやこ染め 深夜にグツグツどぎつい色の大なべを煮込むレイヤーの家よ 上ビフォーの下アフター 写真にすると微々たる変化ですが、やはり煮たほうが深みがある 煮染め大成功!イエー! 勿論ブーツカバーも同じ生地で作り直しましたよ 今回フルセット作り直しです 何も併用できない 細かなアクセサリーも全部ミュージアム版で仕上げ 悩ましいのがチョーカーの宝石の色味よ ピンクの中に5個だけクリアな色味が混じってますが これの解釈をハイライトで光っているだけとするか がっつり白くするか悩みました(そして後者にした人 今回衝撃だった彼マントムーン このマントの光沢感に圧倒された初見の感想 あの光沢感と薄さと柔らかさを出せるのはこの生地一択だと 見た瞬間から決めてました 毎度セレニティで愛用しているサテンオーガンジーです 多少透けますがそれより柔らかさを取りたかった私 ふわひらしたマントたまらんです 幅もまあまあある生地なので繋ぎ目も無しです 歴代戦闘服と並べてみる 左から90年代アニメの無印(只野りぼん版)、S(伊藤リボン版)、キービジュ(原作版)です 全部リボンの形が違います お分かり頂けただろうか ムーンスティックも新作です 我が家の造形担当が頑張ってくれました すごい! 透明感を意識してお月様はオールレジン(ラメ入り)です 立体成型にしたので繋ぎ目がありません 月型原型 造形担当が頑張って原型を手削りして型どりました 実はエッジが入ってるのでお月様にハイライトが綺麗に入ります 実はこの柄は市販のモップから拝借しました 少しずつ細くなっていくこのライン…たまらん 次回 年末なのでコミケトーク
まだアップしていなかったセーラー戦士を一気にまとめてご紹介です
ノーマル戦闘服親子 Sのシリーズなのでリボンを伊藤郁子さんラインで作りました ここからは内部各戦士のノーマル版とスーパー版 一気に載せていくよ! ムーン マーキュリー マーズ ジュピター ヴィーナス ノーマル版のリボンは只野数子ライン スーパー版は伊藤郁子ラインです 去年の一気集合の撮影用に約一ヶ月で一気に制作 死ぬかと思ったけど超楽しかったです ウェディングサテンで作ったムーン&マーキュリー 本体を併用してリボンとチョーカーと手袋だけ付け替えるタイプです セーラーサターン(ノーマル版) ずっと肩の部分をどう作ろうか悩んできましたが 今回は花びらぽいイメージで立体感のある型紙にしてみました くるんと外側に反っているラインを再現したかった。 セーラープルート(ノーマル版) こちらはSのイメージでリボンは伊藤郁子タイプにしてあります 戦闘服は経年劣化するので数年に一回作り替えているのですが これでめでたく10戦士作り直しが完了しました こちらは二代目のスーパーセーラームーン もう三代目を作ったので最近は着ていなかったのですが 劇的!ビフォーアフター! ジャン!Sの最終決戦のボロボロスパムンにしてみました 今回はもう着なくなった戦士服をリメイクした形にはなりますが ボロボロにするとは言え一度形はちゃんと作らなければいけないという この、自分が丹精込めて作った衣装を自らが切り刻んでいく行為に ふんわりとした残酷さを感じてたまらなかったです(変態 次回 ボロボロムーンのコスレポ!
続いてセラエタ二作目
十番高校の制服です 原作はリボンがエンジ色 二人で着るので二着同時に作りました 自分用一着なら高校は既に作ってあるのですが、 生地の色が全然違うので作り直すしかなかった… 胸ポケットのボタンは金色なのが原作版 (90年代は白) 制服用の生地を使い質感を本物ぽく近づけました 私の制服上着は背中ファスナーなんですよね 脇の方が目立たないのは確かですが 後ろにすると着脱の時に開きが大きくなるので、前後四ヶ所ダーツが入れられるんです シルエットがスマートになります 全然違う リボンのラインもちゃんとセラエタ版の只野さんを追求してます 実は何も考えず、最初は90年代版で作っていたやつ 仕上がってからそういえば今回はエターナル版なのでは…と思い 泣きながら作り直し おかげで90年代版もいつでも二人で合わせができますよ 次回 なにもかんがえてない
死ぬかと思うハードスケジュールで2週間で3着作りました
本日はそのうちの一着をご紹介 セーラームーンEternal版のエターナルセーラーサターン セラエタ版を作るのは初めて ハイライトの入れ方から生地はつるっつるのイメージなので光沢が目立つ生地をチョイスしました 何気に色味を確認して驚く え、襟ラインのカラー白なのΣ 原作は金のイメージが強かったので本当にこれでいいのかと迷いつつ白くしました サターンはブローチの★も当時原作だと紫なのに新装版表紙だと黄色かったりして そしてセラエタは薄紫ですよ もう変わりすぎてどれを作ったら良いのやら ちなみにセラエタの中だけでスーパー版とエターナル版で比べると プルートはスーパーだと赤いハートなのにエターナルになると薄いグレーに 色の罠が多すぎて困る そして一番悩まされたのはやはり肩の球体 本当なら造形で作りたいくらいですが布で何とか表現しました つるつるですけすけの球体ってどうやって表現すればいいんよ… 悩みに悩んで何回も型紙を作りなおし 締切は明日なのに夜通し泣きながらリテイクを繰り返しました おかげでまあまあの丸さになった気がします。透け感も納得 八枚はぎを裏表と計十六枚使っています 表は薄紫、裏はピンクのオーガンで色味に立体感を出しています 今までエターナルは肩の球体が課題だったのですが 今回少し希望の光が見えてきた気がします よしエターナルセーラームーン作る希望が見えてきたぞ! あとは羽、羽だ 次の課題は エターナルへの道はまだまだ追求が続きそうです。 次回予告 セラエタ版の十番高校制服
内部戦士ノーマル&スーパーの戦士服を一気に作ったので
十着全部一日で撮って欲しい などという無謀な挑戦に手を挙げてくださったカメラマンさんがいたので 先日早着替えをやってきました 流石に一日では無理だったので二日間設けて華麗に早着替え 二日で十着本当にやってきたよこいつ 全身の関節を派手に動かして、翌日から体バッキバキ筋肉痛で死ぬかと思いました 超楽しかったうえーい そんな訳でノーマルとスーパーの差を付けるにはどうしようかと考え これはもう、スーパーでしか出来ない技をするべきでしょうと ずっと興味がありつつも中々手がけていなかった武器を 我が家の造形担当に作ってもらいました マーキュリー・アクア・ラプソディ! 水の透明感を出したくてオールレジンで作りました でけえ……よく作ったな 過去最高の大きさです しかも立体成型です 工程を語ると中々の鬼畜さです 原型はスタイロを削って作ったのですが、レジンにしようにも シリコンで形を取るととんでもない額になりそう…… そんな訳で今回は石膏で型どりしてみました 驚愕の重さ、そして固さよ さあさあここからがやばい 石膏型からのレジン発掘作業 カナヅチと釘を持っていざ開始 か、、、硬すぎて歯が立たない それでも少しずつカンコン削って削って削り進める雑用係のワタシ ……発掘作業なんて家の中でやってはいけない そんな当然の事実を気にせず軽率に始めてしまったアホ 前と後ろ合わせて二回、正味6時間程かけてなんとか掘り出し そこからグラインダーで磨く作業がまた3.4時間 カリ石鹸を塗っていたとは言え、それでも石膏を 完全に取り除いて磨くのはなかなか大変でした 最後はトップコートの厚塗りでつるっつる 前後を貼り合わせる時に気泡が入ってしまいましたが これがまた水っぽさが強調され結果オーライという事に ツイッターで紹介したら「触手っぽい」と言われましたが うん分かるその通りなん 第一印象触手ですねと友人にも突っ込まれてたので確信して笑いました お次はマーズ・フレイム・スナイパーの弓と矢 こちらは炎の躍動感を表現する為に弓はスタイロを削り出し そして初体験のエアブラシ塗装 何年も前に買ってはいたけど中々始められなかったエアブラシですが 炎の燃える色味はスプレーでは無理だとようやく挑戦するはこびに やってみればなんだこれ超かっこいい仕上がりに そして塗装代が安い……もっと早く始めても良かったよね 矢はアクリルを貼り合わせて鋭さを出しています ポイントは持ち手を透明にして残しておくこと 矢の部分を持つというよりはエナジーを炎の形に変換して放つ技なので なるべく握っているように見えないよう工夫しました こちらで超カッコイイ撮影をしてきたのでレポをお楽しみにでございます セーラー戦士もっと出したい 足出したい足下さい(露出狂
念願のぷよクエのセラムンコラボ第三弾が始まって浮き足立ってますが
今週と来週はちくちく多忙で死んでます ブログも短めにいってみよう 念願だった戦士集合のお話をいただき 衣装全部作らせてとお願いしたワタシ だってこの人締め切りがないと何も進まないし 追い込まれる程に楽しくなってくるドM体質ですから もう仕方ない しかも何と内部五人のノーマルとスーパー一気に撮影ですよ!すっげ! スーパー戦士服の集合は未だかつて揃えてやったことがなかった気がする 場所とメンバーとカメラマンさんまでセッティングしていただきありがたい限り こんな機会を逃すものか ふはははは! 約二週間でここまできた軌跡 でもまだスカート二着出来てないしこれから大量のホックの手縫いですよ あと四日で終わるのねえ、うふふふふ…… 製作途中も面白い 肩パーツだけでこんなに山盛り 一ヶ月に10着くらい戦士服作った時代もあったけど あの頃より工程の手間もかなり増えているので時間が掛かる スーパーの羽にもラメチュール入れてキラキラにしてあるんだぜ どうせ写真に映らないのに ドMですから しかも何を思ったか これを機にとばかりにリボンの型紙を一掃する人 だってここまでやるんだったらRは只野さんのリボンラインで SSは伊藤さんのラインで再現したいじゃないですか分かりますよね いつか作画監督ごとのリボンを再現したいと思っていたので とてもありがたいタイミングでした こんなに作って今後どこに保管する気なんだ 後のことなんて知ったこっちゃねえぜてやんでえ 左が只野和子さん 右が伊藤郁子さん ムーンで比較 伊藤さんのリボンがまだまだ掴めていない サイズはもっと小さくしたいし 根本的な問題として伊藤さんのリボンは 三次元のリボン結びでは表現出来ないので悩まされます 文で伝えるのが上手くできないんだけど 伊藤さんリボンって直線カクカク!って感じじゃないですか でもリボンの真ん中を絞ると構造的に外側が扇型に広がってしまうんですよ 完全にカクカクした形で再現にこだわることもできるけど (ショーレストランの戦士服リボンがそうだったかな) それはもはや自分的にはリボンとは言えないんですよね上手く伝えられねえ 伊藤さんのラインは三次元的リボンの概念では作れなくて どこを殺して再現しようか永久に悩んでいます 今回は側面の直線を殺して三次元的リボンの概念を追求しつつ なるべく伊藤さんぽい感じに仕上げるように頑張ってみました 追求の道は続く 戦士服繋がりでもう一個 先日久しぶりに桔梗屋さんに行ってきました こちらでは当方のムーンを一年前から展示して頂いておりまして とてもありがたい限りです 機会がある方是非行ってみてください! 短く終わらせようと思ったのに結局長くなってしまう性よ
今回は年末年始と正味4日間で死ぬ気で仕上げたちびうさ制服二着のレポです
シンプルな制服なので適当に作…………れたら良かったのにね ふふふ 当時アニメのちびうさRとS冬服 SS長袖は去年既に作りました ちびうさアニメSS期冬制服 ちびうさ制服は夏と冬でも色味が逆転したりして 中々の鬼畜バリエーションなので エプロンアレンジで前だけ作って満足したりしていたのですが 今回合わせて頂ける機会が出来て 急ピッチで二着仕上げてしまいました いやあホント12月は面白いくらいの衣装修羅場でした 2週間置きに 姫セレニティ→女王セレニティ→ちびうさ と作り続け、年を跨いでギリギリ制服完成 生きてるって感じがするね!いつもギリギリ人生やっほう! RとSの差分 作る際に一瞬、スカートと後ろリボンは同じ色だから 併用すれば楽になるのでは…… と、本当に一瞬迷う私 正直、コスとして撮影する分には写真映りはほぼ変わりません コスプレだけならそれでいい いや違う……違うんだ キャラクター設定にこだわるオタクからしたら全然別物 自分の場合コスプレ用というよりは この世に立体化した資料として補完するのが最終目的なので 併用という道はありえませんでした だって、プリーツの形違うんですよ…… Rは普通の車ヒダ、Sは前ひだ 別物すぎる シリーズが違うのだからどちらも作るべき 分かった4日でどちらも作ろう(泣 そしてもう一つこだわったのが毎度のリボン 作画監督ごとのリボンの形に拘ろうと研究を始めてから早1年 先ずは特徴的なS期以降の伊藤郁子さんリボンラインを極めようと 1年やってきました そろそろ次なる段階へいく時期 そうしたら次は無印Rの只野和子さんでしょう 丁度今回はRとSの制服というお題だったのでめちゃくちゃベストタイミングでした とんがったリボンライン(上下の長さも違う)の伊藤さんと比べ 只野さんは一見シンプルなリボン ……に見えますが、これがまた中々の特徴があるんです 結び目のある上部分の縦横の比率が 私の作る黄金比リボンより気持ち横が長いイメージです うーん、分かりやすく比率にすると うさこラインは縦横が4:6で只野さんが3.5:6.5という感じ 分かるか、分からんか 分かれ 今まで20年間以上、自分が綺麗だと思うラインで 自分なりのリボンを作り続けてきた当方が 満を持して作画監督ごとのライン補完に乗り出た次第 勝手にこじれていくの楽しいね楽しいな 次は安藤さん作りたいしその次は無印R時代の伊藤さんライン作りたい 香川さんと為我井さんもじわじわ進めたいぞお そんな訳で解説が長くなりましたが、リボンも全部作りました(結論 同じ色ですがどうですかね形違うよね 違うんだよよく見ろよ!全然違うだろこら 次回コスレポもたまってきたのでじわじわ開放したい所存 |
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