セーラームーンの色々なんでもあれやこれ
次回予告はコスレポでしたが
本日からセラムン無印のyou tube無料配信で31話が流れると聞き 突如ぶち込む台本分析 31話はセラムン全シリーズの中でもベスト3に入る印象深い作品です 当時アニメを知らない人にはまず31話を見せてからR劇場版を見せる これだけでアニメの全てが分かるといっても過言ではない個人的見解 伝説的神回、超必見 いいから黙ってまずは30分見ろ 31話仮題「ルナのキャット注意報」 本編「恋されて追われて!ルナ最悪の日」 脚本 隅沢克之 演出 幾原邦彦 作画監督 伊藤郁子 豪華スタッフ勢揃い 幾原ワールド大全開!テンポ感のあるギャグ演出が見所です 話は変わりますが犬夜叉新作アニメも隅沢さんが引き続きシリーズ構成です これはとても楽しみ過ぎる! 台本1ページ目を開いてまず驚く レッドバトラーの容貌詳細がトラネコのみであとは何も書かれていない、マジかΣ むしろ台本だとぱっと見スマートでキリっとしたトラネコが颯爽と助けに来たような イメージすら浮かんでくるんですが(ていうかトラ猫いじめる側に回ったような) ここでまさかのボテネコを持ってくるとか、真逆の発想過ぎて追いつけない そしてタキ仮面登場BGMと共に突き刺さる薔薇と見せかけた魚の骨 ギャグ回決定の瞬間ですねわかります もう開始早々色々ぶち込んできて思考回路はショート寸前よ! 30秒もしないうちに世界観に引き込むこのテンポ感、これぞ幾原ワールド R劇場版が60分だったのを思い出して流石だなと平伏す 開始早々演出ベタ褒めですが まず脚本の構成が良いから映えるんですよ分かりますよね! そこにより一層際立たせる演出が足されて作監は伊藤さん なんも言えねー! このマンホール一回転シーンは台本に記載通り、演出でシーンのインパクトを強めてます 30分枠なのにマンホール一回転だけで何十秒かあったかと思うと 中々に時間割いたよなあと R劇場版の息を止めて18秒を彷彿とさせる、メリハリのある幾原さんらしい見せ方です この回はうさぎ亜美まこちゃんと、レイちゃんが別行動をしている上に まもちゃんの描写もちらっと入るので中々に場面転換が忙しいストーリーですが ちゃんと全員がそれぞれ現在進行中に何をしているか、 ごちゃごちゃにならずに分かるからすごい 地味にツボなのがまもちゃんのシーン 背景でレイちゃんが留守電に「珍しいケーキがあって、ティラミスって言うんですけど」 とかさり気なく当時の流行りを出してきてわらう 何気ないシーンの見せ方が半端ない幾原ワールド さて後半を語る前にまずはココですね マニアに大人気のこのシーンですよ 台本だとまずまずの真剣な場面なのに一体どうしてこんな案件になってしまわれたのか 台本表記の広い庭で戦闘せず、わざわざ路地裏に場を移し かしまし三人娘の事件簿を仕立て上げた犯人は……みなまで言うな アイキャッチ直前のゾイサイト ドブに足をズボッとしてしまうのは脚本の隅沢さんの犯行です さあ来ました終盤の見せ場、ネズミに追われる二匹と一人 台本を見て目を疑う 数十匹の、ネズミ……? 誰だこんなにネズミ追加で投下したのは!! もうやだちょっと待って見てる子ども笑うしかないだろ(当時の私 しかもR劇場版の演出にオマージュで使うとか、何だそれ天才かよ! しかもフィオレのシーンは真面目で全然笑えないんだぞ よくこれ持ってきたな天才かよ! インパクト強すぎて当時映画館で観て瞬時に31話思い出したよ 天才だよ!! こうして伝説的神回は後世に渡り言い伝えられていくのです まる ……とここまでで閉じるなかれ 実はラストのシーンにも素晴らしい演出が秘められているのです 夕日に浮かぶレッドバトラー 実はこれ きんぎょ注意報の佐藤順一さん演出回のオマージュだったりします さとじゅんにインスパイアしてセラムンで同じ風にやっている幾原さんが胸熱すぎる おなじ回のこの場面 実はきん注後半のとある幾原さん演出回に全く同じ画で持ってきていたり 要所で感じるさとじゅんリスペクトが変わっていない 最高かよ ちょっと余談 このきん中のちーちゃんデート回は自分的に一番印象に残っているお気に入り回でして 実は作監は安藤さんだったりするんですね きん注の安藤作画はぷくぷくのほっぺがめちゃくちゃ合っていて素晴らしいんです とても個性のあるタッチなので無印の作監で登場した時も 子供心に「あ、きん注の絵の人だ」と思い出したくらい 多分人生で初めて作画で興味を持った方かもしれません 安藤さん恐ろしい人 この安藤ワールドを見よ 表情豊かで柔らかな質感 神の所業に平伏す 好きなことを好きなだけ語り それではそろそろまた来週 |
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