セーラームーンの色々なんでもあれやこれ
そうだこちらの紹介を忘れてましたΣ
ご縁があり、珍しくセラムン以外の作品を作らせていただきました 墓場鬼太郎の寝子です 生地買い出しからの染色を含め、二日で完成 ご依頼者がいい感じに私と同じベクトルを向いている方でして 買い出しからサイズ合わせまで密着させていただきました 生地の時点から語り尽くせない程の解釈を叩きこんでおります ブラウスの生地は敢えて経年劣化で古びてきそうな生地をチョイス 店頭サンプルの端切れの折れ目が茶色く変色しているのを見て決めました 経年劣化を狙って生地を買うとか初めての経験だよ! これもう、ブラウスのデザインが謎過ぎて超悩まされました ポロシャツみたいなデザインのくせに素材はブラウスのような不思議さよ このデザイン伸びる素材じゃないと無理くない? 前を全部開くのはデザイン変わるから嫌だ ニット系素材も使いたくない 時代的に綿か麻あたりの布を使いたい という訳で依頼者が着られるくらいの、絶妙な部分まで前は開け、 閉じたい部分までスナップで隠れるように留めました 上がすこーし開いているように見える所までしっかり再現したんですよ 特にプリーツへの影の落ち方に超拘ったので是非設定資料探して見て欲しいです 最初に資料を見た時、私に依頼が来て然りだと納得しました だってこれ、デザインシンプルに見えてスカートのプリーツが独特なんですよ 全方向ボックスプリーツに見せかけて、多分これ真横は外側に広がってるから違うよね 正にセーラー戦士のプリーツスカートのようなフォルム!のように見えて 涼宮ハルヒの制服のような上だけ広がらないデザイン 戦闘服の応用じゃないか たまらんな痺れるなこのプリーツ ここは26年戦士服を追求してきた身として特に全力を尽くしました プリーツの上部分を閉じるのも手縫い(位置はご依頼者が座った時に違和感なく開くように調整) スカートまつり縫いも手縫い(ミシンでもいいけど手作業の方が綺麗にできる人) ベルト部分もブラウスの要所もとにかく手縫いです(毎度足りない知識は全て手作業で補っていくスタイル 以下は制作風景になります 足りない解説はこっち見てプリーズ! スカート生地も相当悩みどころでした 時代的に麻か綿あたりで作りたい、でもそれだとしわになりやすく保管がしづらい 両方をとって絶妙に、ポリが3割ほど入っている綿素材をチョイス しかし今度は色が難しい くすんだ古い朱色 これはエンジ色ではない、くすんだ赤なんだ そんな訳で検討したのが二種類の生地 白糸交じりの赤と、白糸交じりの茶色 この白い糸をそれぞれ、前者はダークレッドに、後者はレッドに染色したら どっちかはよい感じになりそうな予感がする 選べない というわけで両方購入して染めました 染める前の水に浸した時点で大分色が出るよこの生地 染色し直して色止めするのが正解すぎないか、うん分かるそれな(自分突っ込み 煮て洗って色止め これを二巡 半日で すごい浴槽が赤の世界だぜ (洗っただけだからちゃんと色は落ちたよ) そしてしあがったのがこちら 真ん中の細長い生地が元のものです 写真だとほぼ色味変わんないように見えますが 肉眼で見ると茶色生地を赤く染めた方が理想通りのカラーになりました 10割中無駄が9割の1割だけチョイスする感じがとてもクール 無駄があるところ趣味って感じするう! そんな訳で2024年ギリギリまで何かに情熱を注いでおりました 全てがどこかでセラムンへと続いている 労力全て無駄ではない 来年ヘビ年もはめふらのジオカタ的に最高の年でございます 興味あること何でもトライしていきたい えいおー! (待ってまだコミケあるから締めるの早い |
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