セーラームーンの色々なんでもあれやこれ
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今週も台本分析です
一冊読み込むのに時間がかかるので牛歩の歩み

台本読み始めてから改めて演出(絵コンテ)とはなんぞやと思いググってみたら
佐藤順一さんのご説明がある記事を発見したので拝見しました

絵コンテを元にカットを組み立てて画面にしていくのが演出。
脚本の流れを整理して全体を構成していく
アフレコのディレクションや音楽のかけ方などの音関係まで考えて仕切る音響監督の仕事までを演出さんが行う

うんうん、脚本の細かい整理や構成は演出ですよね
改めてお仕事を確認して、やはり幾原さんの演出は好き放題やってるんだなと確信しました

今回はそんな幾原さん演出回、R伝説の5戦士vsあやかしルベウスのお話

68話 仮題「おねしょする子は大嫌い」 本編「ちびうさを守れ!10戦士の大激戦」


脚本:富田祐弘 演出:幾原邦彦
伝説の伊藤幾原さんタッグに何という仮題よ……









台本だと普通のおねしょ風景
ここに演出が加わってシュールなルナが誕生する
30分構成な割に結構な尺を取るんですよね顔面アップのルナで
この間の取り方が幾原さんのコミカルな演出の特徴だと思います

R劇場版でも「息を止めて18秒」あのシーンがあるかないかで全体のイメージがぐっと変わる
緩いシーンがあると一層に他が締まって見えるマジック
ちなみにR劇場版DVDのキャプチャー名も「息を止めて18秒」なので笑う!

そんなこんなで最初から幾原さんワールド炸裂です
そして次がとんでもない大変更です


なんとルベウス
初期台本はワイズマンに敬語だと!!

ワイズマン様

マ ジ か!!
いやそうだよね、ワイズマン上司(?)だもんね
この敬語をわざわざタメ語に変えてより偉そうなキャラに演出したのは誰だ、おい
ウラネプの関係性も幾原さんが作られた部分がかなり大きいのは知ってたけど
ここにきてアニメ版ルベウスのキャラにも大いなる影響を与えていた方だと気づかされる
幾原さん、恐ろしい人

もし演出が違ったら、こんなえらそうな感じではなく
ワイズマンに丁寧にお辞儀をしている彼が出てきたのかもしれない
根底を覆したかもしれない事実、26年目にして知らされる
思わず熱く語るしかない
幾原さんの野望として有名な「ウラヌスの花嫁」と並ぶくらいのすげえ事なんだよ!コア過ぎるけど!


歯噛みしてない、ひたすら偉そう
ちょっとした変更にも萌えまくる


ベルチェとコーアンがちびうさを追い詰めるシーン
大幅に変更也


ちょいちょいとはさんでくるキャラクターを印象付けるカット
どんな時でもお化粧直し、素敵な演出


そして原画に名前はないんですが、確実に安藤さんが入ってる
前の回の使い回しカットか


と思いきや、これも安藤さんぽいラインとアングル(とにかく下からあおる)
応援に入った?
後日談 後ほどアニメコミック見て気がついたけど、このシーンも使い回しですね
背景だけ変えてるけどコーアンは既出です


安藤さんのこだわり太もも
お尻と太ももの付け根に線を一本入れるだけで肉感的になる
こんな一瞬にもこだわりがつまっているのが安藤さんの凄さ

そしてここからが見せ場!愛の戦士に乗せて内部ちゃんとあやかしの戦闘シーン


台本だと台詞を交わしながら戦っています
これをカッコイイ戦いの歌にのせて跳躍感のある止め絵の演出 にくい、にくすぎる
→音楽のかけ方などの音関係まで考えて仕切る音響監督の仕事までを演出さんが行う
ちくしょう、こんちくしょう……!
劇場版のムーンリベンジも同じじゃないかっ
ラソルを聴いて小坂さん冬杜さんタッグに依頼したら
とんでもない曲が出来てきたと去年のR上映会で幾原さんが言ってたけど
R劇場版は本当に色んな天才が奇跡的に集まって出来たミラクルロマンスな映画なんですよ
その人集めの人選が神すぎてにくい幾原さん


作監が伊藤郁子さんで原画に長谷川晋也さんが入る
このふたりのタッグがまたとてつもなく素晴らしい
Rのブラックムーン編のオープニングのタッグです
特に躍動感のある動きは長谷川さんの十八番
伊藤さんが信頼されていたというエピソードがたまらない(当時の同人誌より)


ルベウスとムーンの戦闘シーン
ルベウスのセリフが「そのためには、小娘に……死んでもらう」
「死んでもらわねばならぬ」の口調だと少し高貴すぎるのか……?
細かい部分だけど変えた理由が気になる


ちびうさの手がぎゅっとなってハッとするムーン
からの回想シーン
この細かい演出で涙腺が崩壊

さあさあ、この感動シーンに突入する最中に事件ですよ
来ました遂に、彼が!

テレレレーレっれっレーテーレレー

ルベウス「何を気取って……!」
気取った仮面様!
ここの演出がまたしてもすごいポイント


こんなにイケメンのカットから繰り出される


薔薇炸裂攻撃相殺シーン
好きすぎてカルタにしてしまいました
ナニイッ!ってルベウスだけじゃなく思わず見ているこっちまで突っ込んでしまいそうな
こんなに感動のシーンでもどこかでふふっと笑わせてくれる幾原演出に仮面様はよく使われる
そう、劇場版の紳士服ヒグチ、然り
タキシード仮面様のこんなキャラクター性もこうやってじわじわと確率していくのだろうか


台本の読み込みはとても楽しいしセラムンを一層深く知る為にとても大事
演出が加わる前のストーリーが読めるなんて夢のようです

読み込みは超絶時間がかかるので、次回はまた気が向いたら


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コスプレ
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しがないセラムンおたくです。
デマうさ狂いのほたるマニア
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