カタリナ・クラエス２代目小説版衣装（表紙豪華版）

先週はこちらを作るのに必死で更新できませんでした
はめふら、カタリナの衣装（３着目）
今年は赤ブーの主要なイベントに参加する予定なので、
肉眼でもキラキラで豪華な公爵令嬢の衣装を見せたく
裾から中身まで全身隙なく優雅に仕上げてみました


何度作っても難しいカタリナ・クラエス嬢
今回もベルベット生地で制作しております（生地色は先代よりワントーン上げた青色
ひだか先生の塗りの光沢感がベルベットぽいんですよね
公爵令嬢の普段着なんだから安くないよな分かります


今回1.2.5巻表紙を参考にスカートの装飾を施しました
ベルベットに繊細なラインを描いていくので、縁取りはオール手縫いでお送りしてます（死
上着には７か所にボーンを仕込んでラインを矯正、ウエスト位置は高めに設定
袖の裾にも少し硬めの芯地を入れて張り感を出し、ひらみを再現
二次元を三次元にする際の穴埋めが毎度制作の醍醐味


勿論スカートに蛇の玩具を入れておくポケットは必須
こういう見えない部分の拘りを大事にしていきたい


必死に間に合わせようと頑張っておかげで無事、スパコミ一日目間に合いました
おめでとう私！


カタリナ衣装の軌跡
今回で3着目の衣装となりました
間違い探しみたいな差分ですがアニメ版と小説版で上着の形やスカートのラインもちょっとずつ違ってます
さあ次はどんなバージョンで作ろうかな
他の私服もいいな　誰かやろうぜ！

歴代カタリナ衣装の制作風景はこちら
はめふら～カタリナ・クラエス衣装（アニメ版）～
はめふら～カタリナ衣装（原作小説版）～

折り込んで今回の制作風景のレポです。








小説版カタリナ衣装を作るにあたり
一番最初にやるのが縁取りの染色　金色バイアスをブロンドに染めます
明るいメタリックな金色はアニメ版であり
小説＆コミック版はそれよりも全体的に色がくすんでいる
このひと手間で差を出すのがとても大事


ビフォーアフター
こんなに差が出ます　光沢そのまま、ぐっと渋くなった


今回一番キャッキャしたのが要所の装飾の制作
どのモチーフをチョイスしようかわくわくでした


小説1巻表紙のスカートの装飾を参考にしたパーツ
あれとそれを組み合わせて完成！
緑と白の石はガラス製なので輝きが綺麗で重厚感もあります


真ん中スカートのブレードで作ったお花の装飾も
前回よりも形を際立たせ優雅にしました
これもブレードをブロンドに染めて色味を落ち着かせてあります


白い宝石が着くとお洒落でしょ
縁取りもキラキラだよ
ちゃんと太いラインと細いラインの差を出してみました。


続いてスカート
白スカートも良い生地を見つけたので作り直しています
厚みがあってとろみもある、出ざわり抜群の生地です
こんなに可愛い水色ペチコートを白いスカートで全部覆ってしまう所業よ


しかもしかも
ドレープたっぷりの白スカートですら
上からかっちりしたオーバースカートで包み込んで全く活かさない
己はどんだけドМなんだ報われないなわくわくするな！


こちら襟はとても繊細な部分なので、全てを手縫いでお送りしております
そんな手縫いの縁取りにすら上からブレードを張り付けていき
表部分は9.9割隠れてしまう
己はどんだけドМなんだ報われないなわくわくするな！（二回目


胸当ては我が家の造形担当が丁寧に制作
エアブラシもかなり上達しましたすごい！


ここからがドМ街道の見せ場
オーバースカートの柄とラインを手縫いしていきます


ええ縁取りも全部手縫いです
立体的な毛並みがベルベット押さえを使っても逃げるんだよこんちくしょう


ぐるっと一周したら調整
右下が寄れているので解いてリテイク
どうせ上にブレードを貼り付けて9.9割見えなくなるのに手縫いで調整
己はどんだけドМなんだ報われないなわくわくするな！（三回目


ジャーン
装飾を着けるとこんな感じですﾔｯﾀｰ
ブレードでコーティングした縁取りがとても重い
全体がずっしり重くて着ている実感が感じられる一着


上着のラインもとても大事
ボーンを入れると裾が綺麗に反りかえって二次元ラインが再現できます
上着だって縁取りは手縫いだよ　縫い目なしだよドМ街道まっくじら


この背中のカーブが最高です　たまらん


この付け襟も可愛すぎるたまらんん