セーラームーンの色々なんでもあれやこれ
ここ数か月丁寧に作っていた一着のご紹介
原作版のスーパーセーラームーン グラデーションをどう表現しようか、ずっと悩んでは未熟なうちは手を出すまい と思っていた特別な一着です 27年かけ、満を持しての制作 そろそろ作らないとそのうち引退してしまう 今でしょ今! ブローチは今年書き下ろしのmeijiコラボver 一言、頑張りました スカートと襟のグラデーション塗装がぶっつけ本番でどうなるかハラハラでしたが 何とかなった気がするワーイ! カラーは黄→緑→水→紫→青の5色 エアブラシでラッカー塗装です ええ生地に容赦なく 塗料の厚みでスカートの生地がパリッとしたおかげで普段よりも増し増しで裾が広がりました だがしかし跡がすぐにつくので持ち運びが大変な案件です カートに入れると寝押ししたようにきっちりとした90年代アニメ版になってしまう 要所のポイントを解説すると ・襟ラインはブレードが潰れないように手縫い ・後ろリボンはオーロラ&艶々オーガンジーを重ね、縁にパールブレードを手縫い ・腰部分にもパールブレードを手縫い 原作版はゴテゴテに飾るべし そうよそれが華麗な直子先生のポリシー 本当は肩の羽部分の縁にも縫い付けようと思ったのですが、ここは我慢しました 時には引き算も大事 腰のブレードを引き立たせるために敢えて付けない 腰リボンにパールを縫い付けたら重くなるかもと思いつつやってみたのですが 程好い重みが乗ったおかげでリボンのなみなみラインがくっきり強調されました これは思わぬ成果 結果オーライ ・スカートと襟にはグリッタースプレーを吹き付けキラキラ演出 ・スカートは一度プリーツを作り、丈のバランスを調整後に解体して塗装→再度組立て 私の作り方が独特なせいなのですが プリーツは決まった型紙がなく、毎回手折で仕上げてから丈を調整しています そのおかげで出来ている、絶妙なスカートラインよ 計算嫌いなら組み立てて帳尻合わせてしまえばいい(アナログ手法) あと地味に肩部分の羽装飾に関しては 何年もずっと型紙の調整を繰り返しています トルソーに着せると綺麗に見えても、人が着ると肩の厚みでシルエットが崩れるんです 計算ができないから全部立体裁断をして試着しては調整 何年も地道に研究 まだまだ途上 一生未完 塗装の制作現場 塗装は我が家の造形担当が施しておりますが、とにかくイメージの共有が難しい セラムン愛など皆無の担当に鬼監修がつきっきりでガイドラインを引き 微調整に微調整を重ね、何回も5色の色を順に塗っていく(都度洗浄 襟は6時間かかりました ヒー 毎度の鬼監修にもめげずに頑張ってくれる造形担当氏マジありがたう そうして仕上がった結晶をここしばらくリビング兼作業場に 飾っているんですがテンション爆上がりですたまらん 客観的な視点からも27年ひたすらセーラー戦士のラインを追求してきた結果が目の前にあると思うと震える すごい よく続けてきたなあしみじみ まだ作りたいものなくならない寿命との闘いよ |
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