セーラームーンの色々なんでもあれやこれ
[1] [2] [3] [4] [5]
先週はまるっと一週間かけて小道具を作っていました
これで「小」道具と言えるのかは謎ですが


触手です
何と言うヒロピンフラグまっしぐらの現場よ
何やろうとしているかバレバレだぜウエーイ!


ながーい触手にひたすら綿を詰めて詰めて針金入れてを一週間まるっと繰り返す
お手手が痛くなりましたw


ちなみに刺は100均で買ってきた造花の葉っぱです
これを二か所穴開けて差し込むだけで全然外れない
このアイデアはとても冴えてたなと自画自賛
ブロンドカラーなので白い触手と色味も溶けないのがポイントです


さてこれをどうやって運ぶのかという問題ですが

まあこうなりますよね(カート半分埋まった)
だがしかしカート半分で済んだから思ったより小道具だった


あともう一つ、これも作り直しました
オーロラリフレクターの変身リボン
地味に重いし動くとめっちゃシャラシャラうるさい素材です


フラッシュが当たるとこんな感じですが
これだと肌が全部飛んでしまうので、人が着たらここまではできない
被写体との撮影が非常に難しい素材です
カメラマンさん頼みでキリっとポーズ頑張るしかない私


キラキラー
今度白い方でも作ってみようと構想中です。

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コミケお疲れ様でした
大分人が戻って来たなーという感じでとても盛況で楽しかったですコミケ


当日の風景
新刊4冊くらい出してちょっとアホかなと思いました
並べる本が20冊ほど アホかな(二回目

そんな訳で今年最後の投稿はセーラー戦士で締めます
今年作ったセーラー戦士たち


スーパーセーラーちびムーン
自分では着ないので(封印した 友達に作って満足するピンク戦士
来年は早々にパラス作っちゃうよ!わーい!


カリスマな二人
超美!ウラヌスとネプチューン
こちら生地を揃えてペアで作らせていただきました 超楽しかった


番外編
着なくなった先代衣装で無印ラストボロボロムーンの再現
そのうちSのラストに二段チェンジするかもしれません


今年もセラ活とフラ活両方を全力でやり切った気がします
来年は赤ブーのイベントにも積極的に参加していきたい(抱負
そして正月早々映画観て撮影に行って衣装を作りながら原稿です
年中無休のフッ軽娘継続中 来年も突っ走れ
加速する情熱にーこの肌は色を変えるー(チャラララララ

よいお年を!

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今年一番頑張って作った衣装
それは紛れもなくこれの気がします

エターナルセーラームーン
差分を並べたくて当時アニメ版と原作版を一緒に作りました



(左)90年代アニメ版 (右)原作版
こうして並べると色味や細かい部分が違う
差分が面白すぎてどっちも作って補完したくなる病

エタムンは10年以上くらい前から今まで数回作ってきましたが
肩の丸みや羽部分など、まだまだ技術が未熟で
到底納得いくものができたことはありませんでした
20年以上研究を続けてきた今、しかも劇場版のある年にようやく
満を持し重い腰を上げて向き合うことができたなあとしみじみします


原作版は色が淡め
赤よりの濃いピンクが似合います
あと黄色というより金色がいいかな個人的に
襟ラインもちょっぴり豪華にしたくて、ブレードを使用しています



90年代アニメ版は濃い赤が特徴
あと今回はVにしたけど
チョーカーは実は真っすぐですよね当時アニメ版


胸のブローチも原作版はシンプル
アニメ版のアーティクルはバンダイが関わっておもちゃになるという大人の事情があるから派手(コラ
ちなみに今回のアーティクルはジュエリーケースを使用しています
間にぴったり挟めるように調整して胸部分を作りました



そして一番の超難関な背中の羽
今回アニメ版は友人のために作ったので本体までの制作でしたが
原作版は自分用なので羽まで作りました
アニメ版は無駄を削ったごくシンプルな羽ですが
原作版はマジな羽だったりデフォルトしてあったり、様々な形態があり
正直どれに合わせて作ろうかめちゃくちゃ悩む
造形苦手で布しか使えない身なので、今回どうやって表現しようか思案を巡らせ巡らせて

――布しか使えないなら布で作ったらいいんじゃね?
という結論に至った次第

この決断が地獄の第一歩でした


まずは羽の製図 一枚一枚型紙を切っていきます
羽の形が全部違うので順番つけて並べないとマジカオス状態になるヤバい

何が恐ろしいって、製作期間がこの時点でもう一週間切ってたという案件(実質5日くらい
もう寝てる暇ないよ はっはー


一枚作っては縫い合わせ、調整を繰り返す
全部にキルト芯で厚みを付けて、羽らしいラインを入れて巻きロック処理をしています
巻きロックも白ではなく銀の糸を使うことで
真っ白い羽の中に一枚一枚の輪郭が浮かび上がってくるんですよ
ちょっとしたことだけど、これがとても重大なポイント


ある程度の枚数仕上がってくると、何だか気が狂った作業だなあと
ふと我に返ってしまう
こんな布団みたいな重そうな羽、果たして背負えるのだろうか(段々不安


とにかく巻きロックがフル稼働で
お亡くなりになったらどうしようとハラハラしながら作りました
あと地味に糸のロスが出る出る
一枚作ってまた少し糸を出して……このロスどうにかならないのかなと悩みつつ
終盤でふと、別に糸切らないで繋げたままでも縫えるじゃんと気づいてしまう


そんなこんながあれやこれやあって、何とか期日内にギリギリ完成
これはやり切ったと言っていい お疲れさま!

ちなみに生地はずっと大事に温めていた、超お気に入りのジャガードです
既に廃盤になっているものなのでもう二度と使えない貴重品
うちに残しておいた在庫を今回余すことなく使い切りました
大変満足 悔いはない やり切った
ありがとう超高かったジャガード(メーター4000円超え×5m)

ちなみに一番参考にしたのはバンプレストのプライズ
グリッターグラマラスのエタムンです
あの羽絶妙に立体的に再現していてマジ参考になりました ありがとう

感慨深く浸りたいところですがもう一つ
羽には試練がある

一体どうやって背負えばいいのこの座布団

器具を着けているように見せず
しかも強度と安定性が大事
かなり悩ましい
そんな訳で100均に行って小一時間悩みました

結論 100均にあるパーツだけで何とか背負えました


背中から生えている棒
これは園芸用の支柱だったりします
これがマジ強度抜群 全然形が崩れない
レオタードに穴を開け、容赦なくぶっ刺す人


内蔵パーツ
これも全部100均で揃えました 100均ヤバいな…

実際背負ってみて、安定感は抜群ですごいです
マジ背中から生えてる密着感と不自然のなさ
ただ欠陥もありまして

一回目に背負ってみた時、実は30分で具合が悪くなって倒れてしまい
原因は脇を圧迫して血液が回らなくなったことによる貧血でした(脱いだらすぐ直った
脇はマジ締めてはいけないなあと、しっかり学んだ20年目
二回目からは脇を圧迫しないように改良して使用しています


倒れる5秒前の勇姿 ちなみに夜中2時くらい

そろそろ今年も終わりということで
来年も元気に色々やっていきたいです

あと一回、今年作ったセーラー戦士をレポして今年は終わりです

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セーラーVの差分を並べたくて
死ぬほど忙しいこの12月に一着仕上げました
今年の作り納めです


映画の合間をぬって、わずか2.5日で完成
はめふら劇場初日から三日間東京に居座り
一時帰宅して衣装作ってすぐに東京へとんぼ帰りという荒行をしてしまった
(どっちに住んでるんだか)


出発当日の朝でこの状態です
よくできたなと我ながら思ふ


コミック版と並べると差分がとても面白い
襟のラインから後ろリボンの有無、袖の有無、スカートラインの違い等
細かい要所が違っていて良い
これは両方作っても楽しいと思いました

今年もあと一週間
つまりコミケまであと一週間
何とか駆け抜けていきたい所存

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ブログの更新を毎週するようにしていたのですが
先週は恐ろしく忙しくて更新する暇が本当にありませんでした
そんな先週のハイライト
木曜スパーク(上京)→一時帰宅そして衣装製作→日曜撮影(上京)
イベントが終わっても修羅場は続くよどこまでも
そんな中仕上げたのが今回の原作版ヴィーナスです


原作版ということで、光沢感と色味に着目
アニメはマットだけど原作の塗りは光沢感があるのでサテン採用
しかもカラーはかっちりした濃いめのセル画風アニメではなく
原作らしいパステルカラーに近い薄い色を探しました
黄色はレモンイエローに
特にオレンジは黄色味が強めのオレンジにするのが拘りだったので
微妙な差でまずまず悩みました
もう入荷なしのサンプル展示のみのオレンジサテンが一番イメージ近かったので
少ない生地をやりくりして何とか仕上げ

原作版ということでチェーンも作りました


我が家の造形担当が
レジンの半球40個作ってくれたよ!すげー!
それをちまちまと張り付けていく作業も鬼のようでした(監修が鬼)
チェーンの間にはさり気にスタッズが二個ずつ付いています(これがまた鬼畜作業なのである
裏面にも貼ってくれて、実は手間が二倍という 嗚呼何と恐ろしい


原作銀ムーンと並べるとまた感慨深い
スカートのプリーツは原作なのでしっかりした折り目を付けずにふわふわです
襟のラインもお揃いに、優雅なシルバーのブレードで飾りました

そろそろ年末も近いから、じわじわ今年作った衣装の紹介をしていきます。

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セラコス後編の時期にエターナル・ティアル(原寸大)を作りました
過去最多のパーツ数で我が家の造形担当とヒーヒー言いながらも
二週間で仕上げました すごい!


上も下もとにかくパーツが細かい、そして長い
とても全貌は写せない


いまだかつてない立体感のあるデザインのロッドで
持ち運びも大変ですが一瞬置こうにも中々置けない
これは全方向から見て欲しい!
お絵描きの方にも是非ご参考になれば

そんな制作現場は中々の修羅場でした
特にそこでこんなに苦労するか……という部分があって、
そこを語り出すともう止まらない
そんな制作レポを織り込んで解説していきます

ご興味のある方は続きをクリック!



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今回はVちゃん衣装の紹介です
原作版です


Vちゃんは原作版も当時アニメ版も(何なら実写版も)何年も前に作ったことはあるのですが
毎回着脱にとても悩まされてしまいます
前開きにしたいのにセンターが開けられないんだよ分かるかこのジレンマよ!
かといって後ろにチャックも入れたくない
脇もぶかぶかにしたくない(八方ふさがり
まあまあタイトなシルエットだと、どこに切れ目を入れていいか本当に難しい一着です


コルセットも地味に悩んでしまう部分です
造形ぽくしたいけど、あまりがっしりとした形にはしたくない
ある程度柔らかい素材にしないとしなやかさが表現できないので
キラキラのレザーに膨らみを持たせて立体感を出しました
リボンのラインは只野和子さんぽかったので、そちらに合わせました

あと原作Vちゃんと言えば袖が着いているのも特徴ですね
コルセットの脇からチラっと上着本体が見えてるのが可愛い
ここ大事


小道具たち
マスクとコンパクトは我が家の造形担当の仕事
ライオンボードを削って、面取って、コーティングして
黒サフベースにエアブラシ塗装 地味に工程が多い
コンパクトはレジンで作りました
開く使用ではないので、次回は技を放つために開放版も作りたいです


原作版と言えばココ!
最近マイブームのペチコート
ピンクのリボンを裾に組み込もうか悩みましたが
扉絵に一枚だけピンクリボンでチラ見せしているものがあったのでそれを採用しました
あとはほぼ全部リボンは着いてなさそう
でもたった一枚の真実があればそれでいい(ちゅうに

スカートの裾にワイヤーも入れ込んであります
プリーツは硬めでも全体的にはふわふわしたエアリー感が欲しい
ワイヤー入れるとちょいちょい裾を直さないといけないのでその手間が地味にめんどい
それでも浮かせたい! そんな志でアルミワイヤーを入れる方をチョイスしました


プロトタイプムーンと並べてみる
初期タイプ同士 迫力あるー!


ペチコート! かわ!

次回 コスレポ何か

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週末に超大型敵キャラ集合に参加してまいりました
全員集合!超すごかった!

それに合わせて私も製作面ですこしだけお手伝いさせていただきました
ミメットちゃんを作ったよ!(私はミストレス9で参加しました


ミメットちゃんのポイントは何てったってアイドルみたいなふわふわのスカート
あとスカートのV字ライン これは絶対再現しなければいけない
だがしかし意外とこれが難しい
ビキニとスカートのようなデザインなので、腹部分にV字ラインを固定する場所がナイ
あと絶対動いたらズレる いつなんどきどの角度から見てもラインが崩れない衣装を
日々目標にしているので、ここはしっかり構造を考えたい
これはもういっそ、フィギュアスケートの衣装のようにしてしまえ
と思い付き、肌色パワーネットで腹部分をコーティングしました




星型はレジンにて制作
お腹部分のパーツもパワーネットに固定しているのでズレません
一人で着替えができるようになるべくスナップで固定するのが自分流
人様の衣装なので胸のラインと腰の位置がちゃんと合うかが不安でしたが
何とかなって本当に良かった
長年作ってきた感覚が最大限に活かされた瞬間です イエーイ

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今回はプロトタイプムーン衣装の紹介です


初期設定なので定まったカラーがなく
おそらく一番最近に監修の通っているQ-posのプロトムーンを参考にしました


本体はミュージアムのキービジュ衣装
これに胸部分のプロテクタを着用してマントとリボン諸々を着けかえると
プロトムーンにチェンジします
ムーンからムーンに変身するのがポイントです
早着替えができるぜ!


後ろのリボンは白にチェンジ
形も初期のイラストは只野さんリボンに近いのでそちらで作りました
金色の袖はメッキのようなキラキラというよりは
少しアンティーク寄りのゴールドにしました
オーロラのカラーが入ってるので光を当てると複雑な色が浮かんできゴージャス感が増し増しです



原作初期と言えばペチコート!
制服が変形した感じがあってすごく好き ペチコートスカート


小物色々
マスクもあるよ!


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超絶忙しい日々の中、全力で一発芸を作ってしまった…
そんな一着のご紹介です


このセーラームーンが月に代わっておしおきよ!
何か絶妙にチガウ!!そんなマニアなら瞬時に大笑いする
セーラームーンに変装したV・ムーン(美奈子ムーン)です
ネルケのネタでもありましたね(その時はちびうさがヴィーナスの代わりをしていた)

こんな一発ネタなのに、やろうと思ったら必要なのが
まるっと一体戦士服(後ろリボンもヴィーナスの黄色と併用できない)、ブローチ、ブーツカバー
絶妙に色味を変えているせいで何気にフルセット!全力投球の制作ですよ
これにめんどくさいデザインのウィッグまで作らないとなので
中々にハードルの高い一発芸となっております


しかも小道具がこれですよ
背景ののぼり 作っている最中から笑いが止まらんかったです!
しかもこれも地味に手間がかかっていて
木枠の接合部分は我が家の造形担当がわざわざ組み木の仕様にして
上手に合わさるように作ってくれました 感謝!


ブーツカバーも見てください
長年作り続けて地味にラインの精度を上げてきた成果を大発揮しました
こんな一発芸で……次はいつ使うか分からないのに!


じゃん!
ムーン(本物)と並べるともう永遠に笑っていられる
しかもムーンの青色の方がしっかりした色味で
V・ムーンは比べると少しくすんでいるので絶妙に偽物感が出ているんですね
ムーンで使用した青のカシドスがメーカー廃盤でもう使えなかっただけなのですが
今回に至ってはよい仕事をしたなあという感じです
正直ムーンの青生地はこの廃盤になったカシドスが色味も質感もダントツだったので
今後ムーンを作る時にどれを使ったらいいのかと頭を悩ませております
単体なら気付かないけど並べてわかるこの格差よ どうしたらいいんだ



二コマでコント
衣装だけでも伝わってくる両者の温度差よ 最高だな



今回の102話ですが、AKIKOさんが初期脚本をお持ちだったので
確認させていただきました(感謝)
隅沢さんの書かれた脚本ですね。佐々木憲世さんの演出が着く前でございます
ここには何とヴィーナスに変装ペンを渡すシーンがあったりします
本編だとここはちょっと濁した風に変更されていますね
V・ムーンの登場をよりセンセーショナルな見せ方にしたかったのだなと推測
(本編ではその後「折角ルナから変装ペンを借りたいのに~!」と補足が追加されていた)
こういうちよっとしたセリフ回しの変更で場の印象が変わるから演出ってすごい


そしてこれが驚愕の事実でした
V・ムーンの登場シーンの説明
「それは、必要以上に宝石や鎖などに飾られたヴィーナスの変装したセーラームーンだった」

ちょっとまって情報が多すぎて困惑する!!
隅沢さんのイメージしていた変装ってどんなだったのマジか
しかも『姿を見せるV・ムーン』という表記で、このキャラがV・ムーンという名前なのだと知りました これはすごい!
なるほどヴィーナスのVなのかな Vちゃんも匂わせてて絶妙ですね
今までは美奈子ムーンと呼んでいたのですが
今この時点からV・ムーンに変更させていただきます

毎度初期脚本は勉強になってありがたい限り
永遠に分析していられる すげえ

毎週更新しているこのブログですが
来週はちょっとよく分からないくらいの制作修羅場なので一週間お休みします
コスナビ展に向けて制作と撮影が佳境です
エタムンの羽頑張って作る
映画もついに始まります 盛り上がっていくぞー!

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衣装レポ
今回は原作版の十番中学女子制服です。


原作版は襟のラインが三本
リボンも濃いピンクよりの色味で合わせてます


上着丈をかなり短くし、前後4か所を絞ってスマートに見せる
セーラー服はダボっと着るイメージではありますが
二次元の再現に近づけるなら少しでもスマートに見える方がイイ
正直ダボっとしていないと着れない構造なんですよセーラー服って
ゆとりがあれば目立たない脇チャックで着脱できるのに
敢えて目立つ後ろチャックにしてまでもラインをシュッとさせて見せたい!
制服はシンプルだからこそ
ラインを計算して丁寧に作らないとスマートに見えないよなあと個人的に思います
シンプルis難しい


原作なのでペチコート!必須!
スカートが自然とふんわり広がるし頑張ってスカートなびかせればチラ見える!最高!
最近ペチコートの重要性に沼ってます
当時の等身大の女の子みたいで良き哉ペチコート
変身しても履いてるのがリアルでまた良い

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超久々に原作版セーラー戦士と向き合いました


原作(セーラームーンミュージアム版
キービジュアルセーラームーン

原作の戦闘服はカラー原画の塗りを見ていると艶々の光沢感があるのでサテンがイメージ
しかも軽い、プリーツが柔らかくふわふわ ちなみにスカートの位置は骨盤付近
90年代アニメはマットな質感がイメージなので
重厚感のある生地でかっちりした硬いプリーツを折りたくなる スカートの位置はウエストより少し下
そんな差分を意識してます

セーラー襟のラインもオサレなブレードを使用しました
原作版は優雅なアレンジがしたくなる

あと原作は色味が淡いので、リボンもピンクよりの赤なんですよね
濃いピンクの生地を買ってきたのですがしっくりこなくて…
締切数日前から煮染めを始めてしまいました


ザ・みやこ染め
深夜にグツグツどぎつい色の大なべを煮込むレイヤーの家よ


上ビフォーの下アフター
写真にすると微々たる変化ですが、やはり煮たほうが深みがある
煮染め大成功!イエー!


勿論ブーツカバーも同じ生地で作り直しましたよ
今回フルセット作り直しです 何も併用できない


細かなアクセサリーも全部ミュージアム版で仕上げ
悩ましいのがチョーカーの宝石の色味よ
ピンクの中に5個だけクリアな色味が混じってますが
これの解釈をハイライトで光っているだけとするか
がっつり白くするか悩みました(そして後者にした人


今回衝撃だった彼マントムーン
このマントの光沢感に圧倒された初見の感想
あの光沢感と薄さと柔らかさを出せるのはこの生地一択だと
見た瞬間から決めてました
毎度セレニティで愛用しているサテンオーガンジーです
多少透けますがそれより柔らかさを取りたかった私
ふわひらしたマントたまらんです
幅もまあまあある生地なので繋ぎ目も無しです


歴代戦闘服と並べてみる
左から90年代アニメの無印(只野りぼん版)、S(伊藤リボン版)、キービジュ(原作版)です
全部リボンの形が違います お分かり頂けただろうか


ムーンスティックも新作です
我が家の造形担当が頑張ってくれました すごい!


透明感を意識してお月様はオールレジン(ラメ入り)です
立体成型にしたので繋ぎ目がありません


月型原型
造形担当が頑張って原型を手削りして型どりました
実はエッジが入ってるのでお月様にハイライトが綺麗に入ります
実はこの柄は市販のモップから拝借しました
少しずつ細くなっていくこのライン…たまらん

次回 年末なのでコミケトーク

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まだアップしていなかったセーラー戦士を一気にまとめてご紹介です


ノーマル戦闘服親子
Sのシリーズなのでリボンを伊藤郁子さんラインで作りました


ここからは内部各戦士のノーマル版とスーパー版
一気に載せていくよ!

ムーン


マーキュリー


マーズ


ジュピター


ヴィーナス

ノーマル版のリボンは只野数子ライン
スーパー版は伊藤郁子ラインです
去年の一気集合の撮影用に約一ヶ月で一気に制作
死ぬかと思ったけど超楽しかったです


ウェディングサテンで作ったムーン&マーキュリー
本体を併用してリボンとチョーカーと手袋だけ付け替えるタイプです


セーラーサターン(ノーマル版)
ずっと肩の部分をどう作ろうか悩んできましたが
今回は花びらぽいイメージで立体感のある型紙にしてみました
くるんと外側に反っているラインを再現したかった。


セーラープルート(ノーマル版)
こちらはSのイメージでリボンは伊藤郁子タイプにしてあります
戦闘服は経年劣化するので数年に一回作り替えているのですが
これでめでたく10戦士作り直しが完了しました


こちらは二代目のスーパーセーラームーン
もう三代目を作ったので最近は着ていなかったのですが

劇的!ビフォーアフター!


ジャン!Sの最終決戦のボロボロスパムンにしてみました
今回はもう着なくなった戦士服をリメイクした形にはなりますが
ボロボロにするとは言え一度形はちゃんと作らなければいけないという
この、自分が丹精込めて作った衣装を自らが切り刻んでいく行為に
ふんわりとした残酷さを感じてたまらなかったです(変態

次回 ボロボロムーンのコスレポ!

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続いてセラエタ二作目
十番高校の制服です


原作はリボンがエンジ色
二人で着るので二着同時に作りました
自分用一着なら高校は既に作ってあるのですが、
生地の色が全然違うので作り直すしかなかった…


胸ポケットのボタンは金色なのが原作版
(90年代は白)
制服用の生地を使い質感を本物ぽく近づけました
私の制服上着は背中ファスナーなんですよね
脇の方が目立たないのは確かですが
後ろにすると着脱の時に開きが大きくなるので、前後四ヶ所ダーツが入れられるんです
シルエットがスマートになります 全然違う


リボンのラインもちゃんとセラエタ版の只野さんを追求してます


実は何も考えず、最初は90年代版で作っていたやつ
仕上がってからそういえば今回はエターナル版なのでは…と思い
泣きながら作り直し
おかげで90年代版もいつでも二人で合わせができますよ

次回 なにもかんがえてない

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死ぬかと思うハードスケジュールで2週間で3着作りました
本日はそのうちの一着をご紹介


セーラームーンEternal版のエターナルセーラーサターン
セラエタ版を作るのは初めて
ハイライトの入れ方から生地はつるっつるのイメージなので光沢が目立つ生地をチョイスしました

何気に色味を確認して驚く え、襟ラインのカラー白なのΣ
原作は金のイメージが強かったので本当にこれでいいのかと迷いつつ白くしました
サターンはブローチの★も当時原作だと紫なのに新装版表紙だと黄色かったりして
そしてセラエタは薄紫ですよ もう変わりすぎてどれを作ったら良いのやら
ちなみにセラエタの中だけでスーパー版とエターナル版で比べると
プルートはスーパーだと赤いハートなのにエターナルになると薄いグレーに
色の罠が多すぎて困る


そして一番悩まされたのはやはり肩の球体
本当なら造形で作りたいくらいですが布で何とか表現しました
つるつるですけすけの球体ってどうやって表現すればいいんよ…
悩みに悩んで何回も型紙を作りなおし
締切は明日なのに夜通し泣きながらリテイクを繰り返しました
おかげでまあまあの丸さになった気がします。透け感も納得
八枚はぎを裏表と計十六枚使っています
表は薄紫、裏はピンクのオーガンで色味に立体感を出しています

今までエターナルは肩の球体が課題だったのですが
今回少し希望の光が見えてきた気がします
よしエターナルセーラームーン作る希望が見えてきたぞ!
あとは羽、羽だ 次の課題は
エターナルへの道はまだまだ追求が続きそうです。

次回予告 セラエタ版の十番高校制服

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戦士服再現追求の一つとして
ここ数年研究している作監毎のリボンの形の差分
只野さんverはまあまあの仕上がりですが伊藤さんverの三次元再現が中々に難しい
そんな訳でまた型紙を一掃してみました


ツンツン!
鋭利な感じが出て参りました
なるべく扇型にならないよう、幅を細かく調整
やりすぎても変だし、どこら辺が丁度良いかとても悩む


戦士服に付けてみる おお、Sぽい



伊藤さんリボン追求の軌跡
まだまだ改良の余地ありですが、向上していく経過も楽しい

拍手

内部戦士ノーマル&スーパーの戦士服を一気に作ったので
十着全部一日で撮って欲しい

などという無謀な挑戦に手を挙げてくださったカメラマンさんがいたので
先日早着替えをやってきました
流石に一日では無理だったので二日間設けて華麗に早着替え
二日で十着本当にやってきたよこいつ
全身の関節を派手に動かして、翌日から体バッキバキ筋肉痛で死ぬかと思いました
超楽しかったうえーい

そんな訳でノーマルとスーパーの差を付けるにはどうしようかと考え
これはもう、スーパーでしか出来ない技をするべきでしょうと
ずっと興味がありつつも中々手がけていなかった武器を
我が家の造形担当に作ってもらいました


マーキュリー・アクア・ラプソディ!
水の透明感を出したくてオールレジンで作りました
でけえ……よく作ったな
過去最高の大きさです しかも立体成型です
工程を語ると中々の鬼畜さです


原型はスタイロを削って作ったのですが、レジンにしようにも
シリコンで形を取るととんでもない額になりそう……
そんな訳で今回は石膏で型どりしてみました
驚愕の重さ、そして固さよ

さあさあここからがやばい
石膏型からのレジン発掘作業
カナヅチと釘を持っていざ開始


か、、、硬すぎて歯が立たない
それでも少しずつカンコン削って削って削り進める雑用係のワタシ


……発掘作業なんて家の中でやってはいけない
そんな当然の事実を気にせず軽率に始めてしまったアホ
前と後ろ合わせて二回、正味6時間程かけてなんとか掘り出し

そこからグラインダーで磨く作業がまた3.4時間
カリ石鹸を塗っていたとは言え、それでも石膏を
完全に取り除いて磨くのはなかなか大変でした


最後はトップコートの厚塗りでつるっつる
前後を貼り合わせる時に気泡が入ってしまいましたが
これがまた水っぽさが強調され結果オーライという事に
ツイッターで紹介したら「触手っぽい」と言われましたが
うん分かるその通りなん
第一印象触手ですねと友人にも突っ込まれてたので確信して笑いました



お次はマーズ・フレイム・スナイパーの弓と矢
こちらは炎の躍動感を表現する為に弓はスタイロを削り出し
そして初体験のエアブラシ塗装
何年も前に買ってはいたけど中々始められなかったエアブラシですが
炎の燃える色味はスプレーでは無理だとようやく挑戦するはこびに
やってみればなんだこれ超かっこいい仕上がりに
そして塗装代が安い……もっと早く始めても良かったよね


矢はアクリルを貼り合わせて鋭さを出しています
ポイントは持ち手を透明にして残しておくこと
矢の部分を持つというよりはエナジーを炎の形に変換して放つ技なので
なるべく握っているように見えないよう工夫しました

こちらで超カッコイイ撮影をしてきたのでレポをお楽しみにでございます
セーラー戦士もっと出したい 足出したい足下さい(露出狂

拍手

念願のぷよクエのセラムンコラボ第三弾が始まって浮き足立ってますが
今週と来週はちくちく多忙で死んでます
ブログも短めにいってみよう

念願だった戦士集合のお話をいただき
衣装全部作らせてとお願いしたワタシ
だってこの人締め切りがないと何も進まないし
追い込まれる程に楽しくなってくるドM体質ですから もう仕方ない
しかも何と内部五人のノーマルとスーパー一気に撮影ですよ!すっげ!
スーパー戦士服の集合は未だかつて揃えてやったことがなかった気がする
場所とメンバーとカメラマンさんまでセッティングしていただきありがたい限り
こんな機会を逃すものか ふはははは!


約二週間でここまできた軌跡
でもまだスカート二着出来てないしこれから大量のホックの手縫いですよ
あと四日で終わるのねえ、うふふふふ……



製作途中も面白い
肩パーツだけでこんなに山盛り
一ヶ月に10着くらい戦士服作った時代もあったけど
あの頃より工程の手間もかなり増えているので時間が掛かる
スーパーの羽にもラメチュール入れてキラキラにしてあるんだぜ
どうせ写真に映らないのに ドMですから


しかも何を思ったか
これを機にとばかりにリボンの型紙を一掃する人
だってここまでやるんだったらRは只野さんのリボンラインで
SSは伊藤さんのラインで再現したいじゃないですか分かりますよね
いつか作画監督ごとのリボンを再現したいと思っていたので
とてもありがたいタイミングでした
こんなに作って今後どこに保管する気なんだ
後のことなんて知ったこっちゃねえぜてやんでえ


左が只野和子さん
右が伊藤郁子さん


ムーンで比較
伊藤さんのリボンがまだまだ掴めていない
サイズはもっと小さくしたいし
根本的な問題として伊藤さんのリボンは
三次元のリボン結びでは表現出来ないので悩まされます
文で伝えるのが上手くできないんだけど
伊藤さんリボンって直線カクカク!って感じじゃないですか
でもリボンの真ん中を絞ると構造的に外側が扇型に広がってしまうんですよ
完全にカクカクした形で再現にこだわることもできるけど
(ショーレストランの戦士服リボンがそうだったかな)
それはもはや自分的にはリボンとは言えないんですよね上手く伝えられねえ
伊藤さんのラインは三次元的リボンの概念では作れなくて
どこを殺して再現しようか永久に悩んでいます
今回は側面の直線を殺して三次元的リボンの概念を追求しつつ
なるべく伊藤さんぽい感じに仕上げるように頑張ってみました
追求の道は続く



戦士服繋がりでもう一個
先日久しぶりに桔梗屋さんに行ってきました
こちらでは当方のムーンを一年前から展示して頂いておりまして
とてもありがたい限りです
機会がある方是非行ってみてください!

短く終わらせようと思ったのに結局長くなってしまう性よ

拍手

今回は年末年始と正味4日間で死ぬ気で仕上げたちびうさ制服二着のレポです
シンプルな制服なので適当に作…………れたら良かったのにね ふふふ


当時アニメのちびうさRとS冬服
SS長袖は去年既に作りました
ちびうさアニメSS期冬制服

ちびうさ制服は夏と冬でも色味が逆転したりして
中々の鬼畜バリエーションなので
エプロンアレンジで前だけ作って満足したりしていたのですが
今回合わせて頂ける機会が出来て
急ピッチで二着仕上げてしまいました
いやあホント12月は面白いくらいの衣装修羅場でした
2週間置きに
姫セレニティ→女王セレニティ→ちびうさ
と作り続け、年を跨いでギリギリ制服完成
生きてるって感じがするね!いつもギリギリ人生やっほう!


RとSの差分
作る際に一瞬、スカートと後ろリボンは同じ色だから
併用すれば楽になるのでは……
と、本当に一瞬迷う私
正直、コスとして撮影する分には写真映りはほぼ変わりません
コスプレだけならそれでいい
いや違う……違うんだ
キャラクター設定にこだわるオタクからしたら全然別物
自分の場合コスプレ用というよりは
この世に立体化した資料として補完するのが最終目的なので
併用という道はありえませんでした
だって、プリーツの形違うんですよ……
Rは普通の車ヒダ、Sは前ひだ
別物すぎる 
シリーズが違うのだからどちらも作るべき
分かった4日でどちらも作ろう(泣


そしてもう一つこだわったのが毎度のリボン
作画監督ごとのリボンの形に拘ろうと研究を始めてから早1年
先ずは特徴的なS期以降の伊藤郁子さんリボンラインを極めようと
1年やってきました
そろそろ次なる段階へいく時期
そうしたら次は無印Rの只野和子さんでしょう
丁度今回はRとSの制服というお題だったのでめちゃくちゃベストタイミングでした
とんがったリボンライン(上下の長さも違う)の伊藤さんと比べ
只野さんは一見シンプルなリボン
……に見えますが、これがまた中々の特徴があるんです
結び目のある上部分の縦横の比率が
私の作る黄金比リボンより気持ち横が長いイメージです
うーん、分かりやすく比率にすると
うさこラインは縦横が4:6で只野さんが3.5:6.5という感じ
分かるか、分からんか 分かれ

今まで20年間以上、自分が綺麗だと思うラインで
自分なりのリボンを作り続けてきた当方が
満を持して作画監督ごとのライン補完に乗り出た次第
勝手にこじれていくの楽しいね楽しいな

次は安藤さん作りたいしその次は無印R時代の伊藤さんライン作りたい
香川さんと為我井さんもじわじわ進めたいぞお

そんな訳で解説が長くなりましたが、リボンも全部作りました(結論


同じ色ですがどうですかね形違うよね
違うんだよよく見ろよ!全然違うだろこら

次回コスレポもたまってきたのでじわじわ開放したい所存

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あけてしまったのでおめでとうございます
予想通り去年間に合わなかったレポを年始めにやる人

今年は年を跨ぎ元日まで使い
ちびうさ制服を何とか間に合わせようと作っていました
年始めから〆切に追われ充実したセラ活ライフを送ったぞ
超楽しかった(ドM街道まっしぐら
三月までに戦士服13着を作る任務もあるので
今年もガンガンぶっ飛ばしていきたい所存です

そんな抱負を目の前に
去年やり残した「今年作った戦士服2020ver」
を送りたいと思います


セーラーちびムーンとスーパーセーラーちびムーン
2019年頃から試み始めた「作監ごとのリボンの形」の追求第一歩
s期以降のキャラ監伊藤郁子さんのリボンラインを再現
何回も試行錯誤を重ね、段々と形が安定してきました

スーパーバージョンは肩の型紙も改良してあります
20年かけて少しずつ進化している戦士服
まだまだ改良の余地があって楽しい

正月返上で作ったちびうさ制服に至っては
伊藤さんリボンの形を更に改良、そして新たに
R期の只野さんリボンも作り始めました
どんどんこじれていくオタクです


親子で並べてみる
スーパーバージョンの肩部分
スパムンは旧式になってます
比べてみると結構変わったかなと


リボンのこだわりもう一ヶ所
S期とSS期のスパムン後ろリボンの差分も分けてみました
ヒラヒラの形と個数、そして透け感まで変えてあります
S期の方が透けててSS期になるとあまり透けていない感じ
どんどんこじれていくオタク


これは何年か前に作ったクライシスメイクアップの蝶の羽
ここまでくるともはやネタ

今年もぶっぱなして行くぞ!うえーーい!

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最近作った衣装の紹介
機会が出来たのでミストレス9二代目を作りました


スカートが長すぎて部屋いっぱいに広げても全貌が見えない…
スカートだけ数年前に作り直し、今回は追加で上着を新品にしました
でも数年前の製作だと仕上がりにもう納得がいかない
生地の色味も本当は光沢に緑を入れたかったのでもやもや
理想の生地が見つかったら三度目の正直で作り直すしかない案件


スカートの生地と溶けないように派手な光沢の生地を選びました
上着にはボーンを入れてあるのでシルエットが綺麗に出ます
襟の型紙に苦戦して何回も作り直し
納得いくラインになってとりあえず満足


初代の上着(スカートは作り直した上の物と同じ)
コスプレ始めて割と直ぐに作った物なので酷い仕上がりです
ミストレス9はブラックレディと同様
技術が上がった頃合いを狙って作り直す系統の衣装
また数年後に新作を作っているかもしれませんね

次回何かコスレポ

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今回はいつもとはちょいと違う感じで
珍しくセラムン以外の制作です 何とカードキャプターさくらである


子ども用エプロン(1-3才くらいのイメージで)
お友達にご縁を頂きまして、可愛いお子様のエプロンを作らせていただきました
身内に女の子がいればこういうことやりたかった!夢叶う



チーム知世の衣装担当です(キリッ
知世ちゃんは制作から撮影まで全部こなしていてすごいと言う話
チーム知世撮影担当の友人にスカウトされて衣装担当デビューしました ヤッタネ

まだ小さい女の子なので服というよりは着せやすいエプロンでと言うことに
エプロン案は当方もちびうさ制服全種再現で作ったことがありますが
服一着作るより手軽で簡単に変身出来るからとても良いアイデア
ブラウスは市販のシャツを買ってきて袖にレースを付けました


さくら衣装は何と言ってもスカートのボリュームが魅力
小さい子用でも容赦なく布量は使う
中のペチコートだけで5mも使う鬼畜っぷり
こんなにボリュームがあってもちゃんとエプロンの一部なんですよ
そろそろエプロンといっても良いのか、雲行きが怪しくなってくる


後ろにはちゃんと羽付き フェルトでちょちょいと仕上げる
エプロンにしたのにはもう一つ理由があり
すぐに大きくなるのを考慮して、出来たらなるべく長く着れるよう
肩の紐で丈を調整できるようにしてあります
スカートのサイズ的にも4.5才くらいがオススメ


制作風景など
エプロン本体裏表で計12枚の型紙案件
エプロン作る数じゃねえ


帽子を作るにあたり 家族にサイズを指定して直角三角形の型を作ってもらう
そこから10分で試作を仕上げたらすごいねーと褒められました イエイ!

セラムンばかりの人生なので貴重な機会でした ありがたや

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久々のブラックレディ新作です
久々のとは何ぞやと言う話
実は今回でブラックレディは4代目
時代の節目に作り直す衣装となってます


ブラックレディ4代目
生地集めに二年間(生地が高くて一気に買えない)を費やしやっと完成

本体ワンピのベルベットは毎度オカダヤ一択
全体は黒のイメージでハイライトだけエンジ色
この絶妙な色味がとても大事
他のベルベットだと赤みが強すぎてイメージが違うんです
ワンピだけでメーター5000円を5m也
生地なんてセレニティに比べたら少ないじゃんと思いきや
ベルベットは毛並みの方向性を揃えないととんでもない事になる案件
方向を合わせて型紙裁断しないと光の当たり具合でそこだけ何か色がチガウ!
とか普通になってしまうんです怖いですねブルブル
なので節約もできず非常に勿体無い切り方をするしかないんです分かりますか力説

ワンピースの裏地は設定通り勿論ピンク
つるつるの表面とベルベットを合わせて縫うのが鬼畜過ぎて
半泣きになりながら朝まで縫ったのも良い思い出
時間があれば全部手縫いにしたかった位ミシン作業が辛かった
……ていうか完成してから結局周囲ぐるっと全部手縫いで調整しました
恐ろしい手間のかかるワンピ もう当分作りたくない



羽衣も二種のオーガンジーを重ねて色味調整
偏光の生地大好きマンなので中身は偏光オーガン
外側にツヤ足しで艶々のピンクオーガンをコーティング
どっちもの生地もメーター約2000円を3mちょっと
ワンピ生地と羽衣生地は同時に買うと即死案件
月を分けて上京の度に少しずつ買い足す方法を取る
値段のダメージがじわじわボディーブローのように足されていく

ていうか羽衣に骨を入れて立たせようか悩み中
(撮影時はピンで壁に留めています)
アニメの無重力感を出しても見たいけど
このままふわふわもいいなあそんなジレンマ


首周りと手首のビジューはガラス製&スワロ使用
プラスチックと比べて輝き方が全然違ったので最早一択
値段はブラスチックよりは割高でありんす

ブラウスのオーガンジーも茶色ベースに赤と黒の偏光生地で色を重ねました
うん、この赤黒い偏光オーガンがまたとてもいい値段でね
これも別日にじわじわ買いました



ブルーのスカートもメーター1800円を7m
……買ったのに思っていたより足りなかった
やはり10m買うべきだった後悔



今回作り直すにあたり、実はもう一段階過程がありました
数年前にスタンドで縮図の立体を制作

アクセサリースタンド~最恐コンビミストレス9とブラックレディ~
生地は同じものを使用して質感を確認
スカートの型紙の形はここでイメージを固めました
スタンドは全体のバランスを確認するのにとても良い勉強になります
そんな訳で満を持しての等身大再現でした
実は準備期間がとても長かったブラックレディちゃん
執念に近い愛がこもってます イェェェィ



さあここで突然の我がコスプレ人生を振り返り
ブラックレディは毎回、自分の技術が上がった節目に作り直す衣装
遡ったら初代は2001年で、人生初めての自作衣装でした
何とムーンより先にブラックレディちゃんのウィッグを買ったんですよ
ていうか4代目とか、一体何回作れば気が済むのかと
ちなみに今回も納得する仕上がりにはなっていないので、
まだ作り直す事は出来ます 今回がゴールではない余白があるのは嬉しい事

セレニティは解釈違いで色んなパーツで永遠に何回も作って楽しいけど
ブラックレディはまた違う感覚で何回も作り直しています
セレニティはどのバージョンもパーツが違うからロケーションに合わせて
使い分けているけど、ブラックレディは新作作ったらもう旧作はお役御免
同じ生地を使用して何回もリメイクしています
作り直したい周期がきた時に新作が登場する仕組み

ていうか19年後も作ってるとは……当時の私も思うまい
この人まだ現役なんですよ まじか

そんなこんなでセレニティとはまた違う愛の形のブラックレディ紹介でした。

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コスレポ繋がりで新作衣装のご紹介
ちびうさSS期の制服(これは私服とも言うのか)です


ちびうさ制服の中でも可愛くてお気に入りのデザイン
ショルダースカートと幼女の組み合わせは神
今回はリボンを改良しました
いつもリボンは自分のオリジナルラインで作っていましたが
今回はS期以降の伊藤郁子キャラ監様の独特なラインをイメージして
型紙を一掃 少しとんがった感じに仕上げ
サイズも考慮しました
ちびうさは他の戦士たちより気持ち小さめなリボンかなと
あとスカートは多少ふわっとした方が可愛いので
軽くショートパニエで膨らますのも大事
ちょっとした調整でシルエットが全然変わってくる


実は今回やらかした案件が
あまりに久々にちびうさ制服を作ったせいで
スカートラインを失念しておりました
全部ボックスプリーツのデザインなのに
何を思ったか前後のみをボックスプリーツにして途中まで製作……
ここまでしっかり仕上げてから資料見て青ざめ
少し悩んだけど作り直す以外の選択肢が見つからず
一からの作り直しとなりました
ちくしょう……これでもう二度と間違えないぞ覚えてろ自分

これに引き続き現在はちびムーンを制作しています
うさぎと合わせてちびうさも色々作りたいので
暫くちびうさ祭りが続きそうな予感
とても楽しみ!

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大晦日なので一年を振り返り
今年作ったセーラー戦士でもレポしてみます



自分用戦闘服のリニューアル
十年も経つとレオタードが劣化で黄ばみ伸縮性もなくなってびろんびろんになってしまい
これはもう作り直すしかないなあと(ホント長いことセーラー戦士やってんな)
合わせてセーラー戦士コスをもう一度見直す時期がきたなと思いました

ここ数年はセレニティ追求を突っ走りつつデマうさを好きなようにやってきていたので
必然的にうさぎちゃんをする機会が増えてきていて他の戦士を出すタイミングが
中々無かったんですよね
マーキュリーなどはもう最後にやったのが5.6年前なのではというレベルです

このままだと自分のコス歴として出せる写真が、セーラー戦士はないのでは……
と危機感を覚え奮い立つ
ここから数年かけて10戦士を新調しつつ
順番に作り直しては撮影していただく計画を立てることにしました

出来ればお誕生日に合わせて撮り進めたかったのだけれど
間に合わない事もしばしば
全戦士を撮り終わるまであと一年ちょっとかなあという感じです
最後までやりきれば一冊の本になる

セーラー戦士の本が出せる日を目指して突き進め イエー


外部戦士は数年前から作り直していたので
気になる部分をメンテナンス&リニューアルしてみました
スカートの広がりやリボンのヨレ等をメンテナンス

シルエットが大きく変わったのは後ろリボンかなと
今までの後ろリボンは垂れないように三点留めで
上部分も二箇所レオタードに固定していたのですが
それだとラインが綺麗にでないこともしばしば

試作的にアルミワイヤーで垂れ防止を施したらいけそうだったので
思い切ってレオタードの固定をなくしてみました
これでどうなるか、試しつつ改良を繰り返して行こうかなとおもいます


自分の衣装を新調しつつたまに人様の戦闘服も作らせていただいたり
こちらも同じリボンのラインで作ってみました
ちまちまと改良を進めてここまできましたが
まだまだいろんな事を試していきたいです
ゴールのない道を走り続ける楽しみよ


こちらも新しい試作
リボンの形を伊藤郁子さん風にしてみる
いつか取り組んでみようと思っていた事をそろそろやってみる時期かなと

今まで自分のラインでリボンを作ってきたのですが
もっとアニメのイメージに寄せた感じで再現性を追求してみたくて
まずはと伊藤さんラインのリボンを作ってみました
まだまだ形が安定しないので何回か作って調整していきたい

そしたに次は只野さんverを作りたい、安藤さんのリボンも個性的だし
色々な作監別のリボンを作ってリアル比較をしたい する しよう


伊藤さんリボンならスーパー戦士の方がより一層しっくりとくる
そう正にコレ、この戦闘服にはこのリボンである


エターナルセーラームーンも作らせていただく
スカートの短さからラインまで指定があり
とてもこだわりが強い一着でやりがいがありました


柔らかい襟にするために普段は入れている接着芯はなし
サテンの光沢具合にも指定があり
面白い解釈をたくさん聞けてすげえ楽しかったです


パーツも我が家の造形担当が気合を込めて一つずつ製作
原作版なので色味とデザインがアニメとは少し違う
ラメをいれてギラギラのブローチです


胸の羽部分など、色々と自由に試させていただき
つい興が乗ってかなりやりたい放題にしてしまうやつ

生地はキルトで厚みを出しつつ星屑を散りばめたキラキラ生地を採用
それだけでも充分綺麗なんだけど、オーロラの光沢を足したくなって
フェアリーオーガンでコーティングをして仕上げ
いや仕上げじゃない、ついついいつものギラギラしたい根性が発動し
最後はストーンで煌きを足す始末
たまには引き算したい、足すことしか頭にないこいつ

ブローチにも大小と二粒、ストーンがついてます
こちらはハイライトを表現してます(スワロだよ!)


合わせに呼んでいただいたので自分用のエターナルセーラープルートも作りました
こちらも地味に技を試してみる

今までとスカートラインの裁ち方を変え、一層にふわふわするよう工夫してみました
言わなきゃわからないけどやっぱり違うなとご満悦
きっちりプリーツのノーマル戦士は今まで通りの裁ち方でいいかなと思うけど
エターナルみたいなふわふわスカートは今度からこっちで行こう

今年も変わらず好きなことを好きなだけやって参りました
来年も変わらず、こんな感じでいきたいです
どうぞよろしくお願いします

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プロフィール
HN:
うさこ
性別:
女性
趣味:
コスプレ
自己紹介:
しがないセラムンおたくです。
デマうさ狂いのほたるマニア
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