セーラームーンの色々なんでもあれやこれ
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怒涛の制作ラッシュの6月を何とか乗り切りました
6月でドレスを二着 しかも両方共になかなかに手の込んだデザイン
この衣装は本気で間に合うかわからなかったけど半ば意地で仕上げました


主に4巻のデザイン、丁度発売されたフィギュアのカタリナを参考に製作しました
製作期間はわずか10日……本当はもう少しゆっくりと
できたら1ヶ月はかけて大事に作りたかったんです
だけどジオルドさん(原作版)との併せが6月末にできることになった瞬間
「何とかつくる!」と毎度軽い私の口が勝手に宣言してました
好機はいつ来るかわからない タイミングは逃してはいけない

アニメ版と差分をはっきりさせたかったので色味をぐっと抑えました
水色の生地も実は渋くなっているんですよ並べないとわかりませんが
本体生地はベルベット一択、
イラストの色の塗り方で、光沢の質感がとても上質な感じなんですよね
(この決断が後々私をすごい勢いで追い詰めていく

実はスカート水色の三角模様を少し下に引いてしまって…
バランスみたらもうちょっと上が良かったなあと後悔しています
直すか、いつか作り直す気かお主……(多分


製作記録でじっくり語りますが、縁どりほぼ手縫いです
アニメ版は表だけはミシン使えたので、手縫いは片方で済んだのですが
毛足の長いベルベットを上手に縫うのが私下手すぎてorz
大事な部分なので二回言いますが、この決断が
私を発狂寸前まで追い詰めていくことになるんだってば(じりじりじり


アニメ版の方の型紙をある程度使えたので
全く無からの制作ではなかったのがせめての救い
でも要所は型紙作り直しているんですよ差分が大事なので
どこかわかるかな(間違い探し


前スカートの水色部分が少し伸びました
(差分過ぎて気付けるはずがない


あと上着もラインが違うんですよほんの少しですが
原作の色が暗めで見づらいですが、正面縁ラインの角度が変わっているのわかりますかね
アニメより原作の方が角度きつめのイメージです

ひらひらの袖も型紙を改良しました
アニメ版は腕が上がらなくて苦労しましたが今回はバッチリ! 
ひらみも増量してあります


毎度の布量で何とかしたくなるペチコート!
アニメ版はスカラップ地獄に苦悩しましたが
今回は単純に布量で悲鳴を上げました
毎度足りなくなった生地を買い足し、最終的に28mくらいになったかな
柔らかいシフォンでひたすらギャザー寄せて巻ロック
締め切りが迫る中、ハラハラしながら永遠に終わらない作業を進めていく緊迫感よ
そして毎度おわかりでしょうが、これ全部白スカートで隠れます、きっちりと
馬鹿かなと思いつつも、やはりワイヤーバニエだと座った時のシルエットが綺麗に出ないのがイヤで
(でも下から覗いた時の再現率はワイヤーパニエの方が近いと思ってる)
ソファに座った時にごく自然に出る布のシワ感が欲しい
何なら絵を描くときの参考にしていただけるようなスカートにしたい 私の隠れた野望


小物もイヤリング以外全部作り替えです
バレッタも胸留めも形が違う、いやそれ以前に色味が違う
リボン並べてみると水色の差分がよく見えます


今回ジオルドさんの衣装は洋裁ベテランのあしゅかさんにフルオーダーでお願いすることになりました
私には本当に時間がない……男の子の衣装も専門外なので遠慮なく頼る!
アニメ版と小説版どちらでお願いしようか悩んだのですが
小説版の方がデザイン手が込んでいて好きなので、そちらで頼みました
裏地にラインが入るのが超好きなんですよね
そうなればカタリナだってアニメ版ではいられない
原作版!何とか作れ!意地でも仕上げろ!(そして怒涛の6月が始まった


二人で前日ほぼ徹夜で何とか仕上げました
破滅フラグ、回避!
(この旗実は、裏面にも仕掛けがあるんですよそのうち種明かします)

だがしかし、これでもまだジオルドさんの衣装は全然納得が言ってないようでして
次回までにまた作り直すそうです
私も次はマントを作る!二人の合作!えいえいおー!

折り込んで製作日記につづきます








さあ作るぞ!そんなスタートから早々に修羅場到来
今回もスカートは布で膨らませる気満々だったので覚悟はしていましたが
とりあえずざっと裾をギャザー寄せて軽く縫い付けてみたら全然足りない、半分もいってない
……既に若干絶望を感じ始めたけどここまできたら引き返せない、突き進むしかない


ここからはひたすら根気の世界
裁断、縫い合わせ、ギャザー寄せをひたすらひたすら繰り返していく
薄いシフォンを切るの、刃が噛んでしまってめちゃくちゃ面倒くさい ハサミが重くて指が疲れる!


それが終わったら裾処理地獄が待っている
縫っても、縫っても縫っても終わらねえェェェェ!もういやっっ!!
裾処理好きではあるのですが、こんなに長いと目が回りそうになる(実際目が霞んで後半はクラクラしながらやっていた)
一切休まずフル稼働で3時間半かかるのですが、立て続けにミシン稼働させているとめちゃくちゃ熱くなってくる
これはベルトが焼ききれる危機なのでは…壊れたらマズイので30分で一回ミシンを休ませ、実質6時間くらいかかって仕上げました


仕上がるととてつもない達成感 これからが製作本番なんですけど
デザインは三段フリルですが、一段ずつ二重の生地になっているので結局六周裾処理しました
本当は薄いから裏表で縫い合わせようと思ったんです
でも裾処理倍にしたら倍ヒラヒラするのでは…と思い立ち、やってしまった


見よ、この裾処理した布切れの量よ
捨てるのいっそ勿体無い、土人形のぬいぐるみにでも詰める?

この時点で大分達成感あるくらいの作業だったのですが、
ここからが地獄の始まり
時間に追われ、発狂寸前までいく運命が待っている


スカート生地のベルベットを裁断していて思い出したんです

ブラックレディでベルベット使った時、ミシンだと毛足が長いベルベットとツルツルのキュプラの縫い合わせがミシンでは難しく、最終的に手縫いで仕上げたよなあ

あー…………嘘でしょう?
この時点で締め切り4日前 真っ青になるワタシ

これは未だかつてない修羅場だ、見通しがつかない どうしよう
嘆いている間に手を動かせ!!泣くな!


しかもここで、どうしてもモヤモヤしていた部分が気になってたまらない
今回原作版はアニメ版とがっつり色味を変えたいと思って作ってきましたが
フチ取りのバイアスがどうしても明るいキンキラしか売ってない
アニメと同じままで使うとラインだけ浮いてしまうんです
ここまで色見落としてきて、フチ取りで台無し?
それが嫌で久しぶりにやりました、みやこ染め
アマゾンから一日でお届けていただき(マジ感謝)いざ久々の染色!


ポリ素材なのでうっすら染まるといいなあ…と淡い期待を抱きつつ始める煮染め


……まってなにこのアンティーク感 めちゃくちゃグッジョブでしょおおおおう!!
光沢そのまま、色味だけブロンド
大勝利!すごい!ありがとうみやこ染め!!


ここまできたら合わせたいでしょう!ジオルドさんも!絶対!
おそるおそるお願いしてみたらあしゅかさんも煮染めしてくれました
すごい!三日前に打診したのに!しゅき!
しかも他の部品も合わせて煮染めしてくれたので、金色の色味が全部ブロンドに統一されたんです
この拘りが好き 同じ熱量で作れるのありがたい!
余談ですがジオルドさんの金色ボタンについて
普通のキラキラした金色ボタンならめちゃくちゃ安かったのに
少しくすんだ色味で統一したら値段がマル一個変わって笑ってしまったw
でもバイアスの色味とぴったりなんですよこれは仕方ない
もう、値段提示されてどっちがいい?と聞かれたら絶対「こっち!」と高い方を指差す安定の私
だって違う、全然違う 正直妥協しても写真だとほとんど同じなんだけど!違う!
王子様が安いボタンなんかつけていないから!(落ち着け


バイアステープの準備が上手くいってご機嫌だったのですが、ここからが私の発狂タイム
ひたすら手縫いで縁どりタイム
丁寧にやりたいのに本当に時間がなくて…寄れた部分もあり、めちゃくちゃ悔しい
でも終わんない、ざくざく縫っていっても終わらない どうしようこれ仕上げかるの!?
泣き言言いつつ手を動かす


とことん追い詰められたところで絶叫したのが襟の縁どり
とがった部分がどうしても上手くいかなくて(アニメ版は難なくできたのに)
縫ってはリテイク、縫ってはリテイクを繰り返す 三時間くらいやり直して追い詰められ
どうしてこんなに上手くいかないのかとリアル絶叫する私
ここが一番辛かった えーん!


しかも待って…スカートの金の模様
ベルベットだと色が乗らないのでは?え、刺繍?これから??
無理ィィィ!とツイッターで絶叫したら、友人が「ブレードで作ったら?」とアドバイス
それ、それだ!しかもそっちの方が優雅じゃん!
唐突に思い立ち、手持ちで何とかなる我が家の在庫よ
(ちなみにこの金ブレードもブロンドに染めました)


緊急事態にも何とかなる我が家の在庫の一部分、お店です


出発ギリギリまで必死に頑張りましたが、とうとう上着が間に合いませんでした
あとはもう、前日あしゅかさんの家に持ち込んでやるしかない


そして前日、ジオカタ初対面
二人とも全然誕生していない!!
はめふら二期見ながら作業をひたすら続け、見終わっても全然終わらず
朝までかかって何とか仕上げました
関わってくれた皆さんお疲れ……ありがたう


ジオカタのどこかを絶対にお揃いにしたくて考えていたのがココ
ジオルドさんの右肩のマント留めに、カタリナちゃんのスカートの装飾と同じブレードを使いました

形は違うのでわからないけど、一人萌える深夜テンション(前日修羅場タイム)の私


今回頑張って関わってくれた一人に、我が家の造形担当(旦那さん)がおります
毎回私の鬼監修に付き合って作ってくれる神……
ジオルドさんの王家の紋章(だよね多分、アランもお揃いだし)と、マントを留める飾りは
石膏から原型を作って毎度の型どり、レジンに色を塗って仕上げました


前日深夜に仕上げて装着し、ナチュラルハイで悶える修羅場タイムの私


バングルももう一回作っていただく鬼監修
だって色違うからね仕方ないよね


バレッタも全然デザイン違うから!
この前作ったばかり?いや別物ですよ全く違うでしょう?
これ以外に前回のイベントでなくしてしまった片方のイヤリングも改めて作っていただきました(ごめん

ホントいつもありがとう……次はカタリナ5の裁判の小槌作ってね(まって



あと、個人的にとてもとても大事なアイテムが蛇の玩具
私どこに萌えがあるかと言ったら、多分この蛇の玩具に全振りしています
八歳からずっと作り続け、精度を上げていくその根性
ジオルドさんをどう驚かしてやろうかとわくわくしながら作っているその時間が貴すぎて萌え死ぬ
ちゃんと矢印ジオルドさんに向いてるよ!本人気づいてないだけで!(妄想
だから私も今後蛇の量を増やしていきたい、じわじわと
何匹あっても足りない カタリナの愛(妄想)を考えれば


そんな蛇の作り出し
一分で型紙(いや型紙なんて言えるもんじゃない)を作り、出発一時間前から大量生産に移る私
衣装もままならない状態だけど、これだけは仕上げないと当日が迎えられない


最初の一匹目 がおー!
時間なくてめちゃくちゃ適当に仕上げてるけど、ちゃんとバイアスで裁断してるんですよ
最後に全身捻って蛇の質感を表現しているので、ここ大事


アクセサリースタンド用に小さい蛇さんもいるんですけど、形がブレずに同じで笑いました
私の作る蛇さん、今後も多分ブレずにこのまま突き進む

アニメで幼少期に投げつけられた蛇の玩具を見た瞬間「これ、作るなら絶対ワッシャーでしょう」と生地の選択は既に決まっていました
あとは色味と質感を変えつつ、色々な蛇さんを生み出していきたい
下地の生地とワッシャーの色味の組み合わせで、いろんな表情を見せてくれそうです とても楽しみ

ちなみにここにはこっそりと、セラムンの萌えも詰め込んであります
下地に使用している緑生地は、ジュピターとネプチューンのスカートで使用しているもの
ジュピターか若草色で、ネプチューンが青緑色なので絶妙に色味の差が出るんです
正直安い生地ではないけれど、気にせず下地に使ってしまう毎度の私
こだわりポイントがいつも変なところにあります 誰にもわかってもらえない部分にやたらこだわるやつ

今後どんどん量を増やしていって、いつか108匹揃えたら108本の薔薇の花束(結婚してください)を抱えたジオルドさんと向き合いたいですね(絵面おかしいだろ
どうしてか絶妙に噛み合わない、両想い同士の片想いごっこがツボです

舞台レポと衣装レポ終わり!!
やっと満足したから夏の原稿に突入します あと10日!死ぬ気でやれ!!

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プロフィール
HN:
うさこ
性別:
女性
趣味:
コスプレ
自己紹介:
しがないセラムンおたくです。
デマうさ狂いのほたるマニア
セラムン愛に人生掛けてます
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